2022年09月28日

『3つの鍵』伏見ミリオン座にて

🎬『3つの鍵』ナンニ・モレッティ監督、製作、脚本/イタリア、フランス/119分

ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住む裁判官夫婦の息子アンドレア。2階に住むモニカは夫が長期出張中のため一人で出産のため病院に向かう。1階の夫婦はやむない事情で幼い娘を向かいの老人夫婦に預ける。

それぞれが予想もしなかった家族の不和を引き起こし、次第に追い詰めていく。

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同じアパートに20年も30年も同じ屋根の下で何もないなど思っていないが、裁判沙汰になるのはあまり聞かない。(一軒家なら土地の境界線でよくもめている)このアパートは一等地にあって眺めもよくて広々と(30坪はありそう)している余裕のある暮らしぶりだ。

主だった3家族はそれぞれに悩みがある。裁判官夫婦の息子が不良で世の中を甘く見ている。
娘かわいさにお迎えの部屋の老人からいたずらされたと勘ぐる父親。
赤ん坊を産んだばかりなのに旦那は海外でひとり育児で心細い若妻(アルバ・ロルバケル)。
そんな3世帯を、まるで覗き見するようにじっくり見せてもらった。

映画は5年ごとに映されていて、意外な展開を要領よくみせてくれたのも良かった。

しかし、詳しくは書けないが、最後不良の息子と過保護な母親(マルゲリータ・ブイ)が見つめ会うシーンが、どういう経緯でそうなったかわからなかった。💤寝ないで最後まで見たはずだが、無意識に寝てたのかな…。

★ローバ・ミッキーもよろしく  

https://www.myhappysecondlife.com/topics/tags/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC

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2022年09月27日

『LAMB ラム』伏見ミリオン座にて

『LAMB ラム』バルディミール・ヨハンソン監督、脚本/アイスランド、スウェーデン、ポーランド/106分

山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア(ヒナミル・スナイル・グブズナソン&ノオミ・ラパス)が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてきた。

子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが…。

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ひさしぶりに気味悪い映画を観た。まいった。主演がノオミ・ラパスだから一層気味悪かった(ほめている)。

妻は亡き娘の名をつけて猫っかわいがり(ラムかわいがり?)して、もう大変。夫もそんな妻を支える。

悪い親なら見せ物にして大儲けだが、話はそうならない。見てのお楽しみだが、ホラー度は低いが、この作品の気味悪さは消化不良になって身体に沈殿しそう……。

★羊、羊を追う犬にも表情があってアニマル賞ものだ。
★バルディミール・ヨハンソン(ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーの特殊効果を担当)の長編監督デビュー作。
posted by ミッキー at 11:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月26日

カリーナ・ラムの存在が際立っていた 10月8日公開『アメリカから来た少女』

🎬『アメリカから来た少女』ロアン・フォンイー監督、脚本/台湾/101分/10月8日より渋谷ユーロスペース他にて全国順次ロードショー公開

SARSが流行っていた2003年。13歳の少女ファン(ケイトリン・ファン)、母親(カリーナ・ラム)、幼い妹の3人は、教育のために父親を台北に残して、ロサンゼルスで暮らしていたが、母親が肺癌になったことで父親の住む台北に戻ってきた。

しかしアメリカの自由な学校生活から、台北の名門校に馴染めず「アメリカン・ガール」とからかわれていた。台北のアパートは父親の所有だが古い上に狭く、早くアメリカに帰りたいと、ことあるごとに両親に訴えていた。

母親の病気のこと、妹がSARSの疑いを受けて大変な思いをしたことなど、いろいろ辛いことがあったが、ファンは学校の弁論大会で「家族」について発表することになったが……。

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思うようにいかない事で悩んだり、ちょっと楽しいことがあったりという、ひと家族の生活を正直にしなやかに瑞々しく描かれていた。

第58回金馬奨では10部門にノミネートされ、最優秀新人監督賞、最優秀撮影賞、国際批評家連盟賞や観客賞など5部門で受賞。2022年の第3回台湾映画評論家協会賞でも最優秀作品賞と最優秀脚本賞を獲得。

オーディションで選ばれたケイトリン・ファンのみずみずしい演技が多くの人に絶賛され、金馬奨と台北映画祭のいずれも最優秀新人賞に輝いた。

★お母さん役がカリーナ・ラムさん。病身役だが美しさや存在感は変わっていなかった。
posted by ミッキー at 12:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする