2022年06月29日

『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 オリジナル・ディレクターズ・カット版』

今日は10時からレインボー・リール東京のチケットをセブンイレブンで買った。今年は全部見られるパスはなかったが、シニア1200円があったのでトータルの料金は変わらなかった。この映画祭のあと、続きで川口でスキップ映画祭があるが、オンラインにしようかと迷っているところだ。

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🎬『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 オリジナル・ディレクターズ・カット版』アク・ロウヒミエス監督/フィンランド/180分

1941年、前年にソ連との「冬戦争」に破れカレリア地方の領土の一部を失ったフィンランドは、ソ連から領土を取り戻すためにソ連に進攻した「継続戦争」が始まる。この戦争では人口が400万人のフィンランドは50万人の軍隊を組織。強大なソ連軍に戦いを挑んだ。そんな中、それぞれ違う背景を持つ4人の兵士たちは最前線において戦闘に身を投じた。

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主な4人の兵士たちは、家族持ちの百姓で熟練兵ロッカ(エーロ・アホ)、婚約者をヘルシンキに残してきたカリルオト(ヨハンネス・ホロパイネン)、戦場でも純粋な心を持つ続けるヒエタネン(アク・ヒルヴィニエミ)、中隊を最後まで指揮するコスケラ(ジュシ・ヴァタネン)ら、彼らは補充兵で正規の兵士から下に見られていたが壮絶な戦いに身を投じていく様子は観ている者をも「戦争の悲劇」に引きずり込まれるようで身震いがした。

6年前「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル2013」で上映されたサカリ・キルヤヴァイネン監督『サイレンス』を思い出した。これは「継続戦争」のさなかのフィンランドの作品で、ソ連と国境が接している最前線で戦死したフィンランド兵士の遺体を安置する施設が舞台になっている。作業は、牧師が中心となって指揮していて、使命感を持って志願した女性たちの手できれいに清められて棺に納め帰郷させている。同じ戦地で戦うもの、死んだ兵士を弔うものなどが描かれていた。
posted by ミッキー at 12:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする