2022年06月16日

『劇場版 からかい上手の高木さん』『ニューオーダー』『犬王』ミッドランドスクエアシネマ2にて

今日はミッドランドスクエアシネマ2で3本観たが、ほぼ3題とも満足した。帰ってからアップするのでお待ちいただきたい。

🎬『劇場版 からかい上手の高木さん』赤城博昭監督/73分

とある田舎町の中学校。隣の席の女の子・高木さんに何かとからかわれている男の子・西片。どうにか高木さんをからかおうとするが、いつも彼女にバレてしまう。3年生に進級し周囲が将来を考えはじめる中、2人の距離はいまだ友だちのまま。夏休みが始まる頃、2人は小さな子猫を拾い「ハナ」と名前をつけ、飼い主が見つかるまで神社の境内で世話することになった。

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小学館「ゲッサン」連載の人気コミック「からかい上手の高木さん」を原作とした同名テレビアニメの劇場版。

高校生の学校帰りの女の子たちが20人ほどと、女性の方10人ぐらいで、おばぁはミッキーだけ。

山深い田舎町に住む中学生たちの純情そのもののアニメ。観ているうちに素直な気持ちになった。拾い猫の話にも高木さんと西片さんのその後も描かれていて最後まで楽しめた。

🎬『ニューオーダー』ミシェル・フランコ監督、脚本/メキシコ、フランス/86分

裕福な娘マリアンの結婚パーティの日で幸せの絶頂にいた。式場になる超豪邸には、結婚を祝うため親族や政財界の名士たちが集まっていた。そんな中、屋敷の外では貧富の差に対する抗議運動が暴動化して、マリアンの家も襲撃されてしまう。

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凄い映画だった!宣伝もなく見慣れない題名と気づいたら最終の週になっていた。観客も50人近く入っていた。会社帰りの男の方で、お一人様が多かった。名作だったからじわじわと広まったに違いない。

メキシコの一握りの大金持ちと貧困の庶民。中間はないみたいだ。あえていうなら中間層は大金持ちの召し使いか警察官ぐらい。それも最終的にはお互いは信じ合えないという後味の悪い作品だったが、スピーディーな展開、分かりやすい構図で大満足した。もう一度みたいくらいだが、どうも明日で終わりそう。

★ 2020年・第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞したサスペンス。ディストピアスリラー。

🎬『犬王』湯浅政明監督/97分

京の近江猿楽の比叡座の家に子が誕生。その子こそが後に民衆を熱狂させる能楽師・犬王だった。身体は奇妙で顔も醜く大人たちは犬王の全身を衣服で包んで顔に面をつけた。犬王は盲目の琵琶法師の少年・友魚(ともな)と出会う。互いの才能を開花させ、舞台で観客を魅了するようになった彼らは……。

南北朝〜室町期に活躍した実在の能楽師・犬王をモデルにし川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」を『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督が映像化した長編ミュージカルアニメ。

これがほぼ満員。絵柄は好みだが、音疲れした。犬王の声が地声でエネルギーは感じるが耳障りが良くなかった。ライブの時間が長すぎたとも思った。
posted by ミッキー at 18:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする