2022年06月09日

選択の刃が突き刺さる 6月17日公開 『PLAN 75』

昨日早朝にシドニー娘がやってきた。実際に会うのは3年ぶり。東京中野娘と3人揃った。持ってきたチョコやチーズやバターで冷蔵庫が満員。

ちょうどこの日は絶対観たいソン・ガンホさん主演の『ベイビー・ブローカー』の試写(さすがにこの日はほぼ満員)だから、いろんな用事をすませて試写室に行ったが、ところどころ居眠り……もったいない。

時々寝てて、言っちゃぁなんだけど、ソン・ガンホより赤ちゃんを捨てた母親イ・ジウンさんがピカイチだった。

さて今日は岐阜ロイヤルに行きたいが娘たちの世話?で行けるかどうか。娘って言っても中年おばさん?だから世話することないと思ってはいるが、6月はメダカの世話や娘も世話で大忙しになる。

選択の刃が突き刺さる 6月17日公開 『PLAN 75』

🎬 『PLAN 75』早川千絵監督、脚本/112分/6月17日より新宿ピカデリー、名古屋ミッドランドスクエアシネマ他にて全国ロードショー公開。

夫と死別してひとりで慎ましく暮らす78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は、ホテルの清掃の仕事をしていたが、高齢者の同僚が仕事中に倒れたことで、ほかの高齢者共々、突然解雇されてしまった。住んでいる公団アパートも建て替えのために住む場所をも失いそうになった彼女は政府の推進する<プラン75>の申請を考え始める。

一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)や、死を選んだお年寄りに「その日」が来るまで、話し相手や困りごとの相談に乗ったりしてサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱き始めていた。

 フィリピンから出稼ぎに来た介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は、娘の手術費用を稼ぐため、より高い賃金が出る<プラン75>で亡くなった人の遺品処理の仕事を、複雑な思いで作業をする日々だった。

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しばらく感想が書けなかった。力作には違いないが、不意をつかれたような驚きがあって、ちょうど自分がドンピシャの年齢なので、夜、寝られなかった。

とにかく倍賞千恵子さんのスッピンお顔と小さくてもしっかり聴き取れる美しいお声が、この作品の価値を上げている。この映画祭の主演男優賞がソン・
ガンホさんなら、主演女優賞は倍賞さんに差し上げたかった。

あんなひっそりとした建物でひっそりと死んでいく老人たち…‥何度も観たい作品ではないが一回は是非観ていただきたい。ー
posted by ミッキー at 04:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする