早朝から嬉しいニュースが飛び込んで来た。2020年で幕を閉じたアジアフォーカス・福岡国際映画祭(1991ー2020)で上映された優れたアジアの作品を中心に東京で上映されることになった。詳しくは https://jasias.jp/archives/10709
上映作品
『悪夢の香り』監督:キドラット・タヒミック
『私はガンディーを殺していない』監督:ジャヌ・バルア
『ヴィレッジ・オブ・ホープ』監督:ブンソン・ナークプー
『トゥルー・ヌーン』監督:ノシール・サイードフ
『虹の兵士たち』監督:リリ・リザ
『夢追いかけて』監督:リリ・リザ
『ジャングル・スクール』監督:リリ・リザ
★『土曜の午後に』監督:モストファ・サルワル・ファルキ
『牛』監督:ダリウシュ・メールジュイ
★『土曜の午後に』だけ2020年に観たので簡単に記したい。
🎬『土曜の午後に』モストファ・サルワル・ファルキ監督、脚本/バングラデシュ、ドイツ/86分/熊本市賞
バングラデシュの首都・ダッカ。ラマダン期間中の土曜の午後。高級レストランに銃声と叫び声が起きる。2016年7月に起こった「ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件」をワンショットでリアルに描かれている。
このテロ事件は人質に日本人が含まれていたので、かなりニュースでもやっていて覚えている。人質を一人一人尋問してイスラム教に反する答え方をしたりやコーランを読めなかったりしたらすぐさま銃殺。その度に身が縮まりドキリとした。
若い女性でヒジャブ(髪を覆うスカーフ)をした女性は助かったが、派手な服装の人はそれだけで撃たれていた。容赦のない殺し方のテロ組織の信念や言い分も台詞に入れてあったのが印象に残った。バングラデシュの国情をもっと知るべきとも感じた。
★ ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件は、現地時間で2016年7月1日の夜、21時21分にバングラデシュの首都ダッカの外交関係施設などが集まるグルシャン地区の「ホーリー・アーティザン・ベーカリー 」を武装した7人が襲撃したテロ事件。この事件で、民間人20人、犯人6人、警察官2人の死亡した。