Netflix『マンソン・ファミリーの休暇』J・デイビス監督、脚本/アメリカ/84分/2015年
弁護士をしているニック(ジェイ・デュプラス)の家に、父親の葬儀にも来なかった兄コンラッド(ライナス・フィリップス)が訪ねてきた。彼は画家で、今まで住んでいたところを整理して環境団体に入り、そこで芸術活動をすると言い、途中なので寄ったと朗らかに挨拶した。
子どもに恵まれなかった両親は養子として兄を向かい入れたが、その後、夫婦に子ども(ニック)が出来たために微妙な立場になって、父親との関係は冷ややかなものとなった経緯があった。
だが、兄のコンラッドは明るくて、ニックの妻や幼い息子とすぐに仲良くなった。しかし、話すことは「マンソンファミリー」の殺人の話ばかりだった。幼い息子までに、殺人現場の写真などを見せるので、ニックは早く家から出そうと目的地まで車で送っていくことにした。
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面白かった❗️
兄コンラッドの異常に執着するマンソンファミリーとは、人気女優シャロン・テートを胎児もろとも殺害したグループ。目的の環境団体にいくドライブ中に「あそこにも行きたい、どうせならここも行きたい」と殺害の「名所」を一緒に回り、嬉々と状況の説明をする兄。だんだん狂気じみて来て、コメディーと書いてあったのに、ホラーじみてくる。
そして目的地に着くと、団体の人々は、コンラッドを大層なおもてなしをして特別扱いする。その理由は書いちゃうと大ネタバレになるのでここまで。義理兄弟の俳優さんが個性的で◉、話の展開には驚くが「あるかもしれない」納得感があった。