ひさしぶりに文藝春秋六月号を買った。表紙に倉本聡の「老人よ、電気を消して「貧幸」に戻ろう!」と記してあったからだ。17ページもあるので立ち読みっていうわけ(出来る?)にはいかないが、なかなかいいことが書いてあった。
電気をまったく使わないとはいかないが「テレビは消して」は大賛成。街の派手なイルミネーションなどは必要最小限にして、クリスマスツリー点灯も3日間ぐらいでやめてほしい。
それと水の文が気に入った。水道水をのまないでミネラルウォーターを買って飲んでいることにも懸念している。ミッキーは専用のバケツに水道水を入れて日光に8時間以上あてた水を冷やしたり温めたりして飲んでいる。カルキが抜けておいしい水になっている。
目からウロコの話がたくさん載っていた。
🎬『チェルノブイリ 1986』ダニーラ・コズロフスキー監督、製作、主演/ロシア/135分
かつての恋人と約10年ぶりに再会した男アレクセイ(監督さん)は、彼女(オクサナ・アキンシナ)に自分の子がいたことを知った。3人でキエフに行って新しい生活を始めたいと思っていて、今の勤めている消防士からキエフに転任を決めた。
女は美容院に勤めていて今更、新しい土地には行けないと言う。息子と別れるのは辛いが自分だけで、まず行こうと思っていたその晩に、地元プリチャピにあるチェルノブイリ原発で大きな事故が起こる。
アレクセイと彼女の経緯は詳しくわからないままで進んでいく。彼は事故の時は休暇中だったが、他の消防士は死んだり怪我していたりで駆り出されてしまう。
彼は10歳の息子に映写機をプレゼントする。喜んだ男の子は夜に数人の友人と自転車に乗って原子力発電所に行き、映写機で映していた時に爆発が起きた。男の子は被爆する。
アレクセイは危険な仕事をする代わりに息子をスイスの病院に搬送してほしいと条件を出して「貯水タンクの排水弁を手動でこじ開ける」作業に志願する。
最初はストーリーが掴みきれなかったが、事故の凄まじさ、現場の混乱状態が真に迫っていて身体が固くなってしまった。映画作りには難はあるが、この部分は必見シーンだった。