今日は冬に逆戻りしたような寒さ。高原だから特に寒かった。果物だけなかったので駅まで降りたが、15分後に発車するバスに乗り遅れまいとサマーオレンジだけ買って家に戻ってきた。伊豆高原の売店では6個280円だけど、熱海駅では5個400円以上する。
持ってきた本「あの本は読まれているか」も佳境に入っていて、久しぶりに夢中になって読んでいる。でも前みたいに3日や4日では読めない。根気が長続きしない。
Netflix『バッド・シード』ケイロン監督、脚本、出演/フランス、ベルギー/100分/2018年
老女モニークと青年ワエルは日々の生活を支えるために協力して悪事を働いている。
大型スーパーの駐車場に止めた車に荷物を入れようとしているモニークのバッグを、青年がかっぱらって逃げていく。それをみたスーパーで買った食料を満載にした初老の男が荷物を置いて追っかけているうちに、食料や大事なものをモニークは車に積み込んで家に帰るという悪事。
老女はカトリーヌ・ドヌーブさん、相棒の青年はケイロン監督さん。手際がいいので驚くが、いつもうまくいくとも限らない。
お次はうまく行きそうだったが、初老の男はモニークの昔の知り合いで、そんなこと知らないで青年はモニークのバッグを持って逃げたのだが、その男に取っ捕まり、2人の悪事がバレてしまう。
その男は「移民の子どもたちを学校に通わせたい」という活動を自力でしていて、警察に通報しないかわりに人手が足りないからボランティアをしてくれと難題を押し付けてきた。
当然2人は言うことをきいて、青年は移民の子らのグループをまとめたり、毎日集まりに出席させる役目。モニークは秘書として事務や面接の仕事を受け持つことになって……。
これ、掘り出し物!
ドヌーブさん、昔の知り合いの初老のアンドレ・デュソリエさんも青年も◎。
最初のシーンで出てくる青年の幼い時の場面を見ると「少しくらい悪いことをしないと生きていけなかった」ことがわかり、そんな彼が不思議な縁で、移民の子らを指導していく。
モニークさんの前職を知って驚いたが、温かい気持ちで見終えることができた。