2022年03月18日

第17回大阪アジアン映画祭(7)『椿三姉妹』『はじめて好きになった人』

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🎬『椿三姉妹』バオ・ニャン、ナム・チト監督/ベトナム/116分

リー家の三姉妹は骨董品取引で有名な大富豪の一族。三女のリンがサイゴンからフエにある「白椿園」と名づけられている大豪邸に突然帰省する。リンの目的は長女レハが大切に保管する家宝の「鳳凰ローブ」を手に入れること。この鳳凰ローブがもうすぐ開催されるオークションの前夜に盗まれて……。

豪邸も豪邸。広大で携帯の電波が届かないぐらい。出てくるベトナム女優さんも超豪華❗️

三女リンは『パパとムスメの7日間』(OAFF2019クロージング作品)の主演ケイティ・グエン。

次女ホンは『サイゴン・クチュール』(OAFF2018『仕立て屋 サイゴンを生きる』)で中年になった主人公ニュイ役だったホン・ヴァン。

長女レハを同じく三姉妹映画『夏至』(2000)では次女だったレ・カイン。

で、映画は魑魅魍魎の内容で、オークションは皆、偽物で大儲け。しかし鳳凰ローブだけは本物という設定で、おデブでおしゃれしか興味のないおバカな次女は、姉妹や周りを欺くための「演技」とは……ミッキーも騙された!

★豪華絢爛で食あたり気味。

🎬『はじめて好きになった人』キャンディ・ン、ヨン・チウホイ監督/香港/94分

映画監督として少し軌道に乗って来たウィンラム(ヘドウィグ・タム)は、ある日、長年想い続けてきた同性の恋人だったサムユ(レンシ・ヨン)から電話で結婚式のブライズメイドをやってほしいと言ってきた。

かつては名門女子校の同級生だった2人の激しく想い合う行動に、サムユが転校することで2人の関係は切れた。しかし数年後、偶然に再開。ボーイフレンドが出来たとサムユから知らされ、傷ついたウィンラム。

30歳になってもお互い独身であれば結婚しようというサムユの言葉だけを支えにしてきたウィンラムはだったが、ブライズメイドの頼みは断ることが出来なかった。

映画監督になったのもサムユの夢の職業だったから。ウィンラムの切なさが伝わってくるが、やっぱりブライドメイドになってよかったと思わせる結末だった。


posted by ミッキー at 09:11| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする