2022年03月13日
第17回大阪アジアン映画祭(2)短編作品より『ニ度と一緒にさまよわない』『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』『有村架純の撮休』第5話『ふた』
🎬『二度と一緒にさまよわない』ユージーン・コシン/トルコ・ロシア・ウクライナ/35分
キエフに住む大学院生サーシャ(コスチャンティン・チョムリャク)は、長年の片想いの相手から恋人と別れたと聞きて、トルコでのハイキング一人旅を切り上げ、急いでキエフに帰ろうとするが、飛行機に乗り遅れてしまった。
飛行機は明日と言われて空港を出たところで、誰かと携帯で喧嘩している若い女の子サーシュカ(サシャ・ビストルジトスカヤ)と出会う。彼女が駆け寄って来て、電源が切れたので携帯を貸してくれと頼まれたのが縁で、彼女と見知らぬ街で丸一日過ごすことになって……。
おお!今、紛争地域関連の国、ぜーんぶ入っている短編。こうやって映画で協力する元どうりの姿に一日も早くなってほしい。
彼はキエフの彼女にコンタクトを撮りたいのでWi-Fi探し、サーシュカは携帯も使えずカードは止められてしまい頼りは彼だけ。
そんな中で、海辺でサーシャュカが泳ぎたくなったと言って真っ裸で泳いだり、そんなサーシャをひやかす子どもらに裸のまま浜辺に行って「やめなさいよ、あんたたち!」と怒っている。そんな彼女を好きにならない男などいるわけない。
🎬『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』横浜聡子監督、脚本/52分/2005年
雪が舞う北国の街。歯科技工士として働くのり子は、東京に出稼ぎに行っていた父親が自分より若い女性を連れ帰ってくる。
そんな中、高校の同級生ちえみから結婚式の招待状が届く。かつては親友だった2人だが、ある事件の後、絶交状態にあった……。
横浜聡子監督の鮮烈なデビュー作。今から17年前だ。色褪せないどころか前にみた印象よりずっと色濃く描かれていたのに気付いた。
🎬『有村架純の撮休』第5話『ふた』横浜聡子監督、脚本/26分/2020年
突然撮影が急遽休みになった有村架純の一日。先輩の有名女優さんからもらったジャムの瓶の蓋が開けようと悪戦苦闘する有村架純。なかなか開かないふたを手に、誰かにあけてもらおうと、変装して外出する。
あてどもなくさまよっていると、柔道着を持った小柄な中学生2人 遠藤(蒼井旬)と沢田(水野哲志)に出会う。
これも面白い❗️中学生は生の女優さんにあって、ファンです、部屋にはポスターが などと言って気をひこうと嘘をつく。嘘がバレても有村架純は「私なんていつも嘘ついて、いい映画ですから是非見てください と言ってるよ」と白状していた。