2022年03月12日

第17回大阪アジアン映画祭(1)短編作品より『暮らしの残像』『オートバイとハンバーガー』

原稿を書いたり13000歩も歩いたりしてとことん疲れて散歩着のまま夜中に目が覚めた。何年振りかでブログをすっ飛ばしてしまった。トホホ

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🎬『暮らしの残像』東かほり監督、脚本/16分

どこにでもある一人暮らし用のアパート。買い物から帰った女性が部屋の中へと入ろうとするが、なぜか鍵が合わない。すると別の女性が近寄ってきて「ここ。私の部屋ですが」と言う。そこにまた1人、現れて「うちの前で何をしているのですか」と、とうとう4、5人が集まって大騒動。

そこに背広を着たサラリーマン風の若い男が自分の鍵を回して部屋に入っていった。外にいた女たちは思わず部屋に入るが、部屋の中には既にもう一人住民がいて……。

『ほとぼりメルトサウンズ』の東かほり監督による最新短編作品。演技ワークショップをきっかけに生まれた最新短編作品。


監督さんがコロナ禍で家に引きこもっていた時、住んでいたアパートの壁を見ながらふと思いついたお話。

ミッキーはこの作品に似たような体験をしたことがある。今住んでいるマンションは中古物件で、それも知人から買った。引っ越ししてまもなく突然見知らぬ人が「内装したの?きれいになったね」と居間まで入って来た。向こうもミッキーも驚いた経験があった。

きっと知人の知り合いだろうから事情を説明したら謝りながら逃げるように出て行った。(似ているような似ていないような経験だが)

話の発想は素晴らしいが、なぜ、若者ばかり?と思う。ひとり暮らしは今どき若者ばかりじゃないはず。孤独な老婆や爺やがいてもよかったのでは?

🎬『オートバイとハンバーガー』チェ・ミニョン監督/韓国/39分

高校生のガヘ(パク・ハンソル)は中学生の弟と2人暮らし。彼女はフライドチキンの配達をして働いている。盗品を売りさばいている不良仲間との夜遊びだけが息抜きの時間。

そんなある日、勉強第一の弟が「僕、学級委員長だから、クラス全員にハンバーガーを奢らないといけない」と言うので、ガヘはハンバーガー代を工面するため、バイク泥棒に手を出すのだが…。

新人女優パク・ハンソルの自然なお顔立ちと大きな声も小さな声も言葉がはっきりしているのが気に入った。

まあ、やることは不良だが、弟想いだから許そう。ガヘの不良の男友だちでずんぐりとした体型のパク・カンソプも味があって、いいコンビだった。

★ふるまいハンバーガーの習慣?は韓国で本当に行われているらしい。

posted by ミッキー at 10:03| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする