上西監督さんとは醜悪の第二回熱海国際映画祭で初上映?された『ひとくず』でお目にかかっているのでいち早くみたかったが、どうせ観るなら2つ一緒にと思って出かけた。
『ひとくず』の時も、アラが目立つが観たあとに「何か残る」ものを感じた。
今作2つは『ひとくず』が地味にロングランしたことで、有名俳優さんをたくさん使っていたが、アクションシーンに関しては「型」どうりでイマイチ。
アクションで見せようとするならどなたかに主役交代すべきと感じたが、殺人犯の刑務所帰りの寡黙な男としては満点に近い。
別れた奥さんの前職が大学の先生のようだが(?) 無駄に美しい元妻になっていた。大学勤務〜夫が殺人〜大学辞める〜人に言えない職業〜女の子難病の荒波をくぐり抜けた「妻」ではなかったのが残念。
死闘編は盛りすぎ。『ひとくず』の原点を忘れないでほしい。