最近 DVD屋さんによく行く。借りるのではなくて3本千円ぐらいで買い取るコーナーに行って、題名を持参したiPadで検索してNetflixにない物を買っている。今日の DVDも買った中の一つ。昔見たものだが絶対忘れられないシーンがあったのでチョイスした。
DVD『ヘルプ 心がつなぐストーリー』テイト・ティラー監督/アメリカ/146分/2012年
ミシシッピ南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は、黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会でのメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。
真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかりだった。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込むほどの事態になって……。
1960年代の米ミシシッピを舞台に、白人女性と黒人家政婦たちの友情が街を変えていく様子を描いたベストセラー小説の映画化。
10年前の作品。ダコタ・ファニング主演の『リリィ、ハチミツ色の夏』を思い出した。年代も場所も同じ設定だった。黒人と白人が対等に話できない時代で、白人は相手を人間とは思っていなかったほど差別はきつかったようだ。
もちろんいまでは考えられないことだが、人間の心にひそむ差別の問題は国、時代に関係なく、人間の住むところには必ずあるもの。この作品をみていて差別している者も、ある場面では差別されていたりする……、人間の業の深さを感じた。
美味しいと大評判の手作り御菓子に○○こを入れちゃうなんて、映画をみて、まさかだけど真似する人が出てこないことを祈るばかり。