「テアトル・クラシック ACT 1愛しのミュージカル映画たち」 http://www.theatres-classics.com/
🎬『若草の頃』ヴィンセント・ミネリ監督/アメリカ/113分/1944年
もうすぐ万国博覧会が開催される1903年夏のセントルイス。父アロンゾ(レオン・エイムズ)、母アンナ(メアリー・アスター)と、4人の娘ローズ、エスター、アグネス、トゥーティと、大学生になった長男ロン・ジュニアが暮らす中流階級のスミス一家。
次女エスター(ジュディ・ガーランド)は隣家に住むジョン・トゥルーイット(トム・ドレイク)を密かに想っていたが、彼は彼女に気付かない。
長女ローズ(ルシル・ブレマー)はウォーレン(ロバート・サリー)からのプロポーズを待っているが、ウォーレンは相変わらず煮え切らない。
大学進学で家を離れるロンの送別会のパーティでエスターはようやくお隣のジョンと知り合うことができたが……。
1900年代のアメリカの中流家庭の模様を描かれていて、懐かしいフォークダンスの曲も流れていて懐かしく聴いた。 4姉妹といえば若草物語だ。そんな雰囲気も相まって楽しめた。
一番末っ子のトゥーディを演じたマーガレット・オブライエン。この映画でアカデミーの子役賞を獲得している。愛くるしい夢見る少女だった。彼女は1952年日本映画『二人の瞳』で美空ひばりと共演している。
🎬『紳士は金髪がお好き』ハワード・ホークス監督/アメリカ/91分
大恐慌前の1920年代。ニューヨークからパリ行きの豪華客船に乗るショーガールのローレライ(マリリン・モンロー)。富豪の御曹司ガスと一緒に向かうはずだったが、ガスの父親から大反対されてローレライだけ行くことにした。お伴にショーガールの幼なじみドロシー(ジェーン・ラッセル)と同伴する。
お金持ちじゃなければ付き合わないローレライとは反対にドロシーはイケメン好き。そんなドロシーのお眼鏡にかなった男マローン(エリオット・リード)は、実はガスの父親が雇った私立探偵だった。
マリリン・モンローに釘付けになった。しぐさも甘い歌声も魅力的。御曹司ガスのお顔にはゲンナリ(お金持ち優先でももっといい男がいたろうに……)、一方の姉御肌のドロシーはなかなかの知恵者。この二人が反発したり、協力したりして幸せを射止めていく様子をコメディーでたっぷり描かれていた。