Netflix『瀑布』チョン・メンホン監督、脚本/台湾/129分
台湾のマンションに暮らす母娘(アリッサ・チア&ワン・ジン)。母親は大企業に勤める社員で娘は高校生。素敵な自家用車で送り迎えをしてくれる母親だが、娘は口うるさく母親にツンケンしている。母娘の仲はうまくいっていない。父親は3年前に離婚して別家庭を築いている。
そんな状況の中、娘の学級でコロナ患者が出て、その生徒の前の席だった娘も自宅待機となってしまう。それと前後して母親の様子も少しずつおかしくなっていく。
今まで母親に言いたい放題でわがままだった娘も、一生懸命に母親に尽くすが、そううまくはいかなかった。
納得のストーリー展開。Netflixさんありがとう!と言いたい。これ1本で3ヶ月分のネット代(三千円ほど)が元が取れたと思ったぐらい感動した。
娘役は『返校 言葉が消えた日』のワン・ジン。健気で素直で可愛くて百点満点!脇役陣では、精神病院で親しくなった患者さん、マンションの管理人さん、母親が働き始めたスーパーの主任さんらの俳優さんが独特な個性を醸し出していた。
★調べてみたら、これは去年の第22回フィルメックスで上映された作品だった。