🎬『355』サイモン・キンバーグ監督、製作、脚本/イギリス/122分
世界中のあらゆるセキュリティを破壊してしまうデジタル・デバイスが、南米コロンビア麻薬王の息子によって開発された。だがそのアジトに突入した特殊部隊員によってデバイスが持ち出された。それは鞄に収まってしまう小さなパソコンに仕組まれていた。
CIAに現金300万ドルとの交換を持ち掛けられたので、テロ組織の手に渡る前にと、最強の女性エージェント、メイス(ジェシカ・チャステイン)をパリへ派遣する。しかし、取引現場にドイツ情報局の工作員マリー(ダイアン・クルーガー)が現れ、デバイスは強奪されてしまう。
マリーを追うメイスは、英国情報局MI6のサイバー犯罪捜査のプロで友人であるハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)に協力してもらい、世界を舞台にデバイス争奪戦が始まった。そこにコロンビアの心理学者グラシエラ(ペネロペ・クルス)、中国人エージェント、リン(ファン・ビンビン)らも加わっていく。
ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴら豪華キャストが集結し、世界各国の凄腕エージェントによるドリームチームの活躍を描いたスパイアクション。
アメリカ、ドイツ、イギリス、コロンビア、中国から集まった彼女たちはライバルでもあったが協力し合いコードネームを「355」とした。
監督は『X-MEN:ダーク・フェニックス』のサイモン・キンバーグ。製作も脚本も共同で参加している。
5大女優さんは皆主演級の大物揃い。それに引き換え男優さんがちと「光が足りなーい」が我慢しよう。今までなら女スパイなら色気作戦だが、それは無しで、アクション全開で楽しませてくれた。特にミッキーはファン・ビンビン目当て楽しみにしていたが、なかなか出てこないので心配した。しかし最後にドドドーンとご登場。他の凄腕美人エージェントの中でも際立つ美しさだった。
★街中や魚市場の銃撃戦で慌てふためく市民や働く人もいたので、こういう無茶は例え「世界を救う使命」があってもやめてほしかった。