昨日、東京の映友さんから『ラストナイト・イン・ソーホー』の感想を聞かれて、ハッとした。まだ観てなかったのだ。調べてみたら昨日木曜が最終日。スコーレの『日本沈没』の1時間後に最終上映でちょうど良い時間だった。
主演の1人はNetflixのベストテンに入れた『クィーンズ・ギャンビット』のアニヤ・テイラー=ジョイで女の子成功物語調で進んでいくかと思いきや、なんと時代を行き来したホラーだった。
ホラーとしてはそう怖くはないが結末が意外というか、ちょっと違う方向に行ってしまって、誰とは言えないが「殺されたはずなのに生きてたの?」と文句言いたかったが、作品の出来がうーんと良いので目を瞑ることにする。
最終でも結構人が入っていて女の子同士の2人の片方がどうも2回目らしく「2回目は落ち着いて見られたからよかった」と言っていた。
🎬『前科者』岸善幸監督、脚本/133分/センチュリーシネマにて
保護司を始めて3年になる阿川佳代(有村架純)は、刑務所から出てきた人たちのために奔走する日々を送っていた。彼女が担当する物静かな工藤誠(森田剛)は自動車修理工場で順調な更生生活を送り、佳代も誠が社会人として自立する日を楽しみにしていた。
そんな誠が突然、姿を消して連続殺人犯としてふたたび警察に追われる身となってしまい……。
監督さんは『あゝ、荒野』の岸善幸。佳代は30代半ばの女性で物言いも優しく自分では気づいてないようだが美人の部類に入る顔立ちだ。それに1人暮らしで刑務所を出てきた人を面談とは言え、自宅に入れるのがちょっと不用心に感じた。
で、いったい保護司さんはどんな条件の方がやれるのか調べてみた。
@人格・行動について社会的信望を有する
A職務の遂行に必要な熱意・時間的余裕を有する
B生活が安定している
C健康で活動力を有する
収入はほぼ無くて、ボランティアらしい。
ミッキーの親戚の男の人が退職後に引き受けて2、3年で体を壊して辞めてしまった人がいた。その後、亡くなった時に「あの仕事で命を縮めた」と言う話を耳にした。だから、あんなに若い女性がやるような仕事か?と思いつつ観た。
物語の流れとしては、身につまされる内容で納得できたが、老婆心ながら、じゃあ私も目指してみようなどと思う人が出てこないとも限らないので、心配している。現実の現場はどうなのか知りたいと思った。