🎬『ハウス・オブ・グッチ』リドリー・スコット監督/アメリカ/159分
貧しい家庭出身の野心的なパトリツィア・レッジャーニ(レディー・ガガ)は、パーティーで世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫であるマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライヴァー)と出会う。
愛し合うようになった二人は、周囲の反対を押し切って結婚。やがて、セレブとしての暮らし始める。グッチ家の自分の地位を高めブランドを支配しようとする。
そんなパトリツィアの嫌な面を見たマウリツィオは離婚を決意したことで、危機感を抱いた彼女はある計画を立てる。ついに1995年3月27日、マウリツィオはミラノの街で銃弾に倒れた。犯人の特定が難航する中、犯行を指示した驚きの黒幕が明かされた。それは妻のパトリツィアだった……。
サラ・ゲイ・フォーデンのノンフィクション小説「ハウス・オブ・グッチ」を原作に、巨匠リドリー・スコット監督が、ファッションブランド「GUCCI(グッチ)」の創業者一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。
159分、あっという間にだった。ガガさんといえば2018年には俳優ブラッドリー・クーパーの初監督作「アリー スター誕生」で映画初主演を飾り、劇中でも披露している主題歌「Shallow」でアカデミー主題歌賞を受賞した。
そして東京国際映画祭のオープニング作品の『アリー スター誕生』を大画面で観せていただいた。レディー・ガガ主演×ブラッドリー・クーパー監督・主演。オープニングにふさわしい感動作品だった。
新作は悪女のガガさんだが、憎いほど上手い❗️歌手にしておくのが勿体ない❗️などとは絶対言えないが堂々としたにっくきパトリッツィアだった。これ映画代金1900でも勿体なくないはず。
🎬『ポプラン』上田慎一郎監督、脚本、編集/96分
マンガサイトを運営して成功をした田上(皆川暢二)は、朝起きてみると、なんとイチモツが消えていて、小さな穴だけが空いていた。驚きを通り越して気絶寸前だ。小便はその小さな穴からとめどもなく流れ(1日分が一度にでるのか)、それをつきだすような姿勢をとらなくては出ないという困難もあった。
順風満帆だった半生にこんな事態になるとは……。そこに一通の知らせが届く。自分だけではないらしいと少しホッとするも、集合場所にいくと「イチモツを取り戻すには途方もない試練」があった。
『カメラを止めるな!』より断然解りやすく、面白い!是非ともご覧いただきたい。初日初回で観たが時には笑いも起きていた。監督の奥様のふくだみゆきさんもタイトルデザイン、宣伝デザイン、アシスタントと、縁の下?で支えていた。
才能200%のご夫婦の今後を見守って行きたいと思った。
★主演の皆川さんは『メランコリック』で、東大卒なのに風呂屋でアルバイトという役で出ていた方。
★きわどいシーンはないので案外デート向けかもしれない。