2021年07月11日

マレーシア映画で日本の美を見た 7月24日公開『夕霧花園』

🎬『夕霧花園』トム・リン監督/マレーシア/120分/7月24日より東京渋谷ユーロスペース、名古屋伏見ミリオン座他にて全国順次ロードショー公開

第二次世界大戦後のイギリス占領下のマレーシア。中国系マレーシア人のユン・リン(リー・シンジエ)は、旧日本軍の慰安婦にさせられて死んだ妹がいて、妹を助けられなったことで苦しんでいた。

戦後、妹がいつも言っていた「美しい日本の庭園を造る」という夢を実現しようと、日本の皇居庭師だったナカムラ・アリトモ(阿部寛)を訪ねる。憎きべき日本人に接するのは嫌だったが、妹の夢のために庭造りを力仕事も厭わず学んでいく。

寡黙な庭師•アリトモを知っていくうちに次第に魅せられていくが……。

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これは去年の大阪アジアンで上映された作品で、きっと公開されると思って観ていなかった。その時に観ておくべき作品だった。マレーシア、日本、イギリスの歴史がよく理解できた。日本のひどく横暴なやり方に目を瞑りたかったが、見なくてはいけないことだ。

俳優として、なんでもこなしていく阿部寛だが、この寡黙で自分を曲げない男を見事に演じていた。彼は皇居の庭師だったが庭の一部をテニスコートにしたいということに、首を縦にふらなかったので、その職を辞めたのだ。

ユン•リン役のお二人は意志の力を胸に秘め、知性が滲む面を見事に演じていた。トム•リン監督の俳優選びの力量をみせてもらった。
posted by ミッキー at 09:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする