2021年07月06日

イタリア映画祭2021 過去作品をオンラインで(1)コメディーの一級品『俺たちとジュリア』『ピューマ』

テレビニュースで熱海の土砂災害をみるたびに気持ちが塞ぐのでテレビは昨日からニュースすら見ていない。

12年間ほど東京に行く前後に熱海のマンションに月に2回くらい行っていた。西山という地名のところだったが急勾配の坂道に面してマンションが建っていた。その道はバス通りで幅は7、8メートル、狭い道だった。

しばらくして気づいたのは「自転車」に乗る人はいなかった。駅や海岸付近でたまに見かけるだけで、坂道の街では自転車は役にたたない物だった。

熱海は三島からの柿田川の水が水道水に使われていて美味しいし、地下は岩盤でできているから「地震」には強いと言われていたが、あんな土砂災害が起こるとは思いもよらなかった。

7月の18日までイタリア映画祭の過去作品が800円でオンライン上映される。詳しくは http://www.asahi.com/italia/2021/online.html

🎬『俺たちとジュリア』エドアルド・レオ監督/115分

自動車販売員のディエゴ(ルカ・アルジェンテーロ)、借金だらけのファウスト(エドアルド・レオ/監督さん ! )、百年続いた総菜屋をつぶしてしまったクラウディオ(ステファノ・フレージ)の3人は、ひょんな出会いで、石造りの大きな家を買ってレストランやホテルにしようと、人生のリベンジをかけて集まった中年男たち。

そこに元・共産主義の活動家・セルジョ(クラウディオ・アメンドラ)がやって来たり、お料理上手な妊婦のエリーザ(アンナ・フォリエッタ/本物の妊婦さん)が来たりして、開店準備はようやく進み始めたが……。

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超おすすめの「やり過ぎ」コメディ。

カモッラ(マフィア)も3組登場で、危ない橋を渡るハメになるが、その置き土産の車が、あることで有名になってレストランは大流行り。

この地域に住む貧しい移民のアブー(お名前がわからない)が「見ざる聞かざる言わざる」でホテル開業を応援してくれる。出ているひとの中で一番好きな方だった。

★イタリアのゴールデン・グローブ賞で最優秀コメディー賞を受賞。 


🎬『ピューマ』ロアン・ジョンソン監督/98分

18歳のフェッロ(ルイージ・フェデーレ)とカテ(ブルー・ヨシミ)は、高校卒業直前に妊娠したことがわかり、自然の流れで産むことに決めた。生活力がないので考えた末に、フェッロの家族と同居することにした。

フェッロとカテは学校の友人たちと卒業旅行をする予定だったが、きっぱり断って二人はいつも一緒。

フェッロの家族はブチブチ文句を言う父親、ちょっと早いが初孫誕生でウキウキする母親、そして、よく遊びにくる親戚の独身おばさん。そこにカテのギャンブル依存症の父親(図々しく同居する)も加わって出産までの小1年を描いている。


題名がピューマだから動物のピューマとおもったが、「羽根」という意味で自由にふんわりとした気持ちを表しているようだ。

まあ、とにかく2人を取り巻く家族が超が何個か付けたいぐらい個性的。フェッロの父親は難問続出の張本人の息子に「お前、頼むから俺にはどうでもいい無駄口だけにしてくれ。重要な相談事など聞きたくない」と言う。

こんなに揉め事が多いなら育てる自信がないと、弁護士を通じてカテは里子に出そうとするが、ここで条件として「名前はピューマにしてほしい」などという。もちろんそんな条件などは通らないとわかって…。苦い、辛い、酸っぱい、塩っ辛い、でも面白いコメディー。


posted by ミッキー at 11:43| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする