2020年11月30日

2020年11月のブログ・リスト

11月1日 第33回東京国際映画祭2020(1)『ポゼッサー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201101-1.html
11月2日第33回東京国際映画祭2020(2) アニメ『どすこいすしずもう』『遺灰との旅』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201102-1.html
11月3日第33回東京国際映画祭2020(3)『恋唄1980』『トゥルーノース』『チャンケ:よそ者』『海辺の彼女たち』『赦し』を少しずつhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201103-1.html
11月4日第33回東京国際映画祭2020(4)『皮膚を売った男』『ノー・チョイス』『老人スパイ』『初仕事』を少しずつhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201104-1.html
11月5日第33回東京国際映画祭2020(5)『私は決して泣かない』『第一炉香』『二月』『鈴木さん』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201105-1.html
11月6日第33回東京国際映画祭2020(6)『アップル』『悪の絵』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201105-1.html
11月7日第33回東京国際映画祭2020(7)『ある職場』『オマールの父』アニメ『ジョゼと虎と魚たち』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201107-1.html
11月8日第33回東京国際映画祭2020(8)『息子の面影』『マリアの旅』 http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201108-1.html
11月9日第33回東京国際映画祭2020(9)『ゾッキ』『滑走路』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201109-1.html
11月10日第33回東京国際映画祭2020(10)『Hokusai』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201110-1.html
11月11日 イオンシネマ名古屋茶屋にて『感謝離 ずっと一緒に』『鬼滅の刃 無限列車編』『ザ・クラッジ 死霊の棲む屋敷』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/478424030.html
11月12日 名古屋スコーレで『エンクボ』『V S 狂犬』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201112-1.html
11月13日 11月13日公開映画『詩人の恋』『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201113-1.html
11月14日「第14回田辺・弁慶映画祭」をオンラインで(1)『LOVE WATER FIRE』『いる』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201114-1.html
11月15日「第14回田辺・弁慶映画祭」をオンラインで(2)『親鳥よ、静かに泣け』『愛のくだらない』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201115-1.html01116-1.h
11月16日 『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』イオンシネマ名古屋にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201116-1.html
11月17日 試写『ヒトラーに盗られたうさぎ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201117-1.html
11月18日 心の中の写真帳を開く11月20日公開『ホモ・サピエンスの涙』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201118-1.html
11月19日 11月27日公開 君がいない『君の誕生日』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201119-1.html
11月20日 11月20日公開映画 食に魅了されて『エイブのキッチンストーリー』『フード・ラック!食運』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201120-1.html
11月21日 3連休はおうちでイタリア映画祭(1)『幸運の女神』『処女の誓い』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201121-1.html
11月22日 3連休はおうちでイタリア映画祭(2)『きっと大丈夫』『ラ・パッショーネ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201122-1.html
11月23日 3連休はおうちでイタリア映画祭(3)『オール・マイ・クレージー・ラブ』『バッグにはクリプトナイト』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201123-1.html
11月24日 3連休終わっても12月20日までイタリア映画祭http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201124-1.html
11月25日 Netflix『これからの人生』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201125-1.html
11月26日『おはん』岐阜ロイヤル劇場にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201126-1.html
11月27日 11月27日公開映画(1)『アンダードッグ 前編・後編』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201127-1.html
11月28日 11月27日公開映画(2)ナチス関連の2作品『アーニャは、きっと来る』『ヒトラーに盗られたうさぎ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201128-1.html
11月29日 肖像画の完成が別れの時 12月4日公開『燃ゆる女の肖像』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20201129-1.html
11月30日2020年11月のブログ・リスト
posted by ミッキー at 06:15| Comment(0) | ブログ・リスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月29日

肖像画の完成が別れの時 12月4日公開『燃ゆる女の肖像』

昨日の晩から冷え込んだ。シドニーの娘は「今日は40度超え」という正反対のラインで冷やしうどんの写真を送ってきた。見るだけでぶるっときた。

ミッキーの朝ごはんは昨日の具だくさんの豚汁に青菜と納豆を投入して焼き餅を2個いれて「具だくさん力餅おじや」だ。見栄えはわるいが体が暖まった。

🎬『燃ゆる女の肖像』セリーヌ・シアマ監督、脚本/フランス/122分/12月4日よりTOHOシネマズ シャンテ、名古屋ミリオン座他にて全国ロードショー公開

18世紀のフランスの離れ小島。この島に若い女性画家マリアンヌ(ノエミ・メルラン)が金持ちの嫁入りまえのお嬢様の結婚のための見合い絵(今でいう見合い写真)を描きに来た。でもそのお嬢様(アデル・エネル)は結婚には気乗りしていない様子だ。

マリアンヌは描きに来たとは言わず、彼女と行動を共にして密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズは絵の出来栄えに不満で、意外にも描き直してほしいとモデルになることを承諾して……。

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2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したラブストーリー。

監督さんは『水の中のつぼみ』『トムボーイ』の方だからストーリー展開の想像はついた。

身分も違う、年代も少しづつ違う3人の女性(この家で働く若いお手伝いさんも)が、たった5、6日の間だが女性同士、心を一つにしていく。その後の展開も見事で、今でも切なさが込み上げてくる。

★音楽の扱いもとても良かったが、ただ1ヶ所、浜辺で土地の女が手拍子で歌うシーンで最初10 秒ぐらいは土地の女だけの声だったが、途中から合唱団が加わった。そのまま盛り上がりがなくても素朴なまま通してほしかった。ここだけが残念だった。
posted by ミッキー at 09:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月28日

11月27日公開映画(2)ナチス関連の2作品『アーニャは、きっと来る』『ヒトラーに盗られたうさぎ』

昨日は『アンダードッグ 前編・後編』で日本映画を堪能したが、4時からの試写でも来年1月公開の日本映画『花束みたいな恋をした』も見事な作品だった。主演は管田将暉と有村架純のお二人。オダギリージョーさんも少し登場する。今年の日本映画ベストテン入り作品と来年の日本映画ベストテン入り(多分)を同日に観られて嬉しい。

🎬『アーニャは、きっと来る』ベン・クックソン監督、脚本/イギリス、ベルギー/109分

第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランス。スペインとの国境にあるピレネー山脈の小さな村に、1人の男・ベンジャミン(フレデリック・シュミット)がやって来た。彼はユダヤ人で、ナチスの迫害からユダヤ人の子たちを守るために、この村からピレネー山脈を越えてスペイン領へ逃がすという計画を実行するために来たのだった。

村の羊飼いの息子で13歳の少年ジョー(ノア・シュナップ)はベンジャミンの計画に協力することにした。

やがて、ベンジャミンの計画を知ったジョーの父親や村人たちの協力もあって、ナチスの監視をかい潜って密かに計画は進められて行く。だが計画実行の日に思わぬアクシデントが起きて……。

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原作は『戦火の馬』を書いた小説家マイケル・モーパーゴ。ユダヤ人の子らを村人たちが守ったという実話を小説化した。

ピレネー山脈の大自然の中、少年ジョー、村人たち、敵であるホフマン伍長(トーマス・クレッチマン)の行動がそれぞれの立場で思慮深く描かれていた。

少年ジョーを演じたノア・シュナップくんは美しすぎて牧童とか羊飼いのイメージの土臭さがなかった。公開されている『エイブのキッチンストーリー』の方がしっくりくる少年だ。同時期に主演映画が公開されるのもいいのか、悪いのか……。

🎬『ヒトラーに盗られたうさぎ』カロリーヌ・リンク監督、脚本/ドイツ/119分

1933年、ベルリンに住む9歳の少女は、父親が新聞やラジオで批判をしていることでヒトラーが選挙で勝てば粛清が始まるという忠告を受けて、平和な暮らしから過酷な逃亡生活になってしまう。

ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を、自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を基に映画化したもの。

ベルリンからスイス、フランス、イギリスと逃亡する一家を、少女アンナ(リーヴァ・クリマロフスキ)の目を通して描かれている。いく先々で言葉の違い、生活様式の違い、お金や食物の貧しさ、いつベルリンの家に帰れるのかわからない不安、そんな中の苦しさがひしひしと伝わって来た。

★印象的なシーンはスイスの学校に初めて行った時、音楽の時間でヨーデルの練習用の曲を歌っていた。「へええ、ヨーデルを授業でやるのか、日本なら民謡のコブシといったところだろうか」と、面白く感じた。

posted by ミッキー at 10:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする