夜中に嬉しいニュースが飛び込んできた。
「すばらしき世界」第56回シカゴ国際映画祭 観客賞、最優秀演技賞〈役所広司〉2冠達成‼
西川美和監督が初めて「実在の人物をモデルとした原案小説」をもとに、時代を35年後の現代に置き換え、徹底した取材を通じて脚本・映画化に挑んだ作品。
佐木隆三氏の小説「身分帳」を原案とした西川美和監督最新作『すばらしき世界』は、2021年2月11日より全国ロードショー公開
ストーリーは
殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、保護司・庄司夫妻の助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、テレビディレクターの男とプロデューサーの女が近づいてくる。彼らの真の目的は、社会に適応しようとあがく三上の姿を番組で面白おかしく紹介することだった……。
西川監督の『蛇イチゴ』『ゆれる』『ディア・ドクター』でファンに。新作も早く観たい❗️
🎬『ザ・ハント』クレイグ・ゾベル監督/アメリカ/90分/TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて
広大な平原で、口に轡(くつわ)をされて、目を覚ました12人の男女。お互いが誰かも分からず、ここがどこなのかも、どうやってそこに来たのかも、誰にもわからない。
目の前には大きな木箱があり、開けてみると一匹の子豚が走る出てきて走り去って行き、その奥から多数の武器が出てきた。
そこには轡の鍵もあってようやく話せるようになった、その時、どこかから12 人を目掛けて銃声が鳴り響いた。命を狙われることがわかった彼らは武器を手に逃げ惑うが……。
監督さんは『死の谷間』(マーゴット・ロビー主演)の方で期待満々で観たが、はじめの30分ぐらいはめちゃくちゃ面白くてゾクゾクしたが、その後は失速。
細かい描写は時にはいいが始まりのスピード感が失われていき、無残な殺し方は影をひそめてコメディ調に傾いてきたのが残念。
被害者中で一番力強く立ち向かう女ベティ・ギルピン(素晴らしい身体!)や、残酷なセレブ女ヒラリー・スワンクの魅力が不発だった。