2020年10月22日

本気のしるしを本気で観た『本気のしるし』

今日はいつもの喫茶店の後、堀川端をゆっくり散歩。河べりにいいお休み所を発見。こんないいところを見逃していたなんて、やっぱり散歩は時々道や目線を変えるべきと思った。

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🎬『本気のしるし』深田晃司監督、脚本/228分/センチュリーシネマにて

おもちゃ製作会社の営業マンの辻一路(森崎ウィン)は社内恋愛禁止なのに二股をかけている。女がほっておかない美男子といったところ。

ある夜、辻は踏み切りで立ち往生していた車を運転していた葉山浮世(土村芳)の命を救う。それがきっかけで彼女との関係が異様な方向に進んで行って……。

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深田晃司監督は2020年10月末日から開催される東京国際映画祭において特集が組まれている。いま注目の監督さん。

ミッキーは『よこがお』と『淵に立つ』が大好きだ。平穏だった生活がある出来事でがらがらと壊れていく様は「いつか自分にも降りかかってくるのではないか」と不安になってくる。

さて新作の『本気のしるし』は長いので休憩ありの上映だが、ここで「休憩」が仇になっている。3時間40分ぐらい一気見しないと緊張感が途切れる。休憩からも面白いが「これは映画だ」と妙に現実に戻ってしまい、休憩後はなかなか前の緊張感が戻ってこなかった。

映画はバカな男と異常な女の物語だ。イライラもヒヤヒヤもしたがその時の状態に「自分だったら、こう切り返すが……」と思いながら見るとなかなか面白いし興味津々に2人の行動を次、次、と追い「他人の不幸」の密の味をたっぷり味わいながら作品にのめり込んだ。

無理な注文だか「休憩」が恨めしい作品だった。 


posted by ミッキー at 10:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする