2020年08月06日

ウクライナの凍てつく荒野で 8月14日公開『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

暑い1日だった。もう寝ようとした時に、毎年2月に開催している「ノーザンライツフェスティバル 北欧映画祭」運営スタッフの方から来年は中止のメールをいただいた。映画好きの方々が集まって出来た映画祭だが、新作をメインにラインナップを揃えている映画祭。

会場の渋谷ユーロスペースはほぼ満員の盛況ぶりだった。今の世界状況で映画が集まりにくいので早めの決断だったのだろう。早速、2年後、3年後の開催を待っていることを伝えた。

名古屋で急激に増えているコロナ患者であいち国際女性映画祭(9月初旬開催)を心配していたところだけに、なかなか寝付けなかった。


🎬『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』アグニェシュカ・ホランド監督/ポーランド、イギリス、ウクライナ/118分/8月14日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開

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1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若きイギリス人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ・ノートン)は、世界中が恐慌である中でソビエトだけがなぜ繁栄を続けているのか疑問を持っていた。

彼はその疑問を解くために友人のジャーナリストを頼ってモスクワに着くが、友人は強盗に襲われ殺されたと知らされた。これは何か裏があると思ったジョーンズは真相を突き止めるために独自に捜査をすることにした。

彼ら外国人記者たちを監視する目をかいくぐってウクライナにいくが、そこで見たのは想像を越えた貧困の極地だった。


『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』のアグニェシュカ・ホランド監督が、スターリン体制時代のソ連にひとり立ち向かったジャーナリスト・ガレス・ジョーンズの実話をもとにした作品。

ヒットラーにインタビューしたという金看板と率直に疑問と感じたことをスターリンに聞いてみようという青年の行動力が相まって、ハラハラしながら見守った。真っ直ぐな行動でノーブルな顔立ちのジェームズ・ノートン、清濁併せ持ったピーター・サースガードの演技に痺れた。

★「ホロドモール」という言葉をはじめて知った。ウクライナ語で「飢饉(ホロド)」「苦死(モール)」の意味。数百万人のウクライナ人が餓死した大飢饉のことで、ゾッとする映像は静かに映し出され当分忘れることはできない。




posted by ミッキー at 00:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする