2020年08月28日

8月28日公開映画『事故物件 恐い間取り』『幸せへのまわり道』

🎬『事故物件 恐い間取り』中田秀夫監督/8月28日公開

売れない芸人のヤマメ(亀梨和也)はひょんなことから「事故物件に住んでそれをレポート」する仕事にやっとありついた。事故物件とは自殺したり殺されたりしたアパートの物件のこと。不動産屋さんもそういう物件を扱っているので紹介されて住むが……。

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これは事故物件住みます芸人として活躍する松原タニシさんの実体験によるベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』の映画化。

この作品をみて2018年に公開された『ルームロンダリング』を思いだした。自殺や殺人のあった部屋に何ヵ月か住むアルバイトをする天涯孤独な少女・八雲御子(池田エライザ)が主役で、彼女が少し曰く付きの部屋にすんで「事故物件解消」となるストーリーで、彼女は幽霊さんたちと仲良く?!なるという作品だった。オダギリジョーさん、渋川清彦さんも出てきて映画の出来より内容がユニークで忘れられない作品だった。

しかし『事故物件 恐い間取り』は本当にテレビ番組として成り立ったもので、監督さんもホラーの中田秀夫だから「恐い」ではなく「怖い」でなくては、と、ちょっと気抜けしてしまった。

題名だけでホラー好きは映画館に行ってしまうが「怖い」を求めずに「生きていく辛さ、ひどいことされた恨み」という本当に恐い世の中を味わってほしい。

🎬『幸せへのまわり道』マリエル・ヘラー監督/アメリカ/109分/イオンシネマ名古屋茶屋にて

雑誌記者のロイド・ボーゲル(マシュー・リス)は、姉の結婚式で絶縁していた実父ジェリー(クリス・クーパー)と再会する。家庭を顧みず病身の母と自分たち姉弟を捨てた父をいまだに許せず、殴り合いになってしまった。

数日後、雑誌社の上司から子ども向け番組の司会者として有名なフレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を取材することになった。フレッドはロイドの中に強固なわだかまりを抱えていることを見抜く。ロイドもフレッドの不思議な人柄にひかれていくが……。

初日2回目上映で観た。お客様は4名。もっともっとたくさんの方に見てほしい作品。

アメリカで1968年から2001年の間に放送された子ども向けの長寿番組の司会者フレッド・ロジャースと、雑誌「エスクァイア」に掲載された新聞記者ロイド・ボーゲルによる記事の映画化。

2人の交際が進むにつれてロイドは不器用ながら変化していく。怒りをおさめる方法は、と、ロイドが聞くと、フレッドは「ピアノの低い音の鍵盤を力一杯ガンガンと叩くんだ」と言っていた。

大人のロイドには何も難しい事は言わないが、子ども番組ではけっこう難しいことを優しい口調で話していた。

posted by ミッキー at 16:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月27日

イスラーム映画祭in名古屋『銃か、落書きか』『ハラール・ラブ (アンド・セックス)』

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🎬『銃か、落書きか』ジョルディ・オリオラ・フォルク監督/スペイン/2016年

2002年まではインターネット、国際電話もなく、2001年までは国際団体やNGOも訪れることができなかった「西サハラ」。そこの人々を「サハラーウィ」と呼び、2009年に彼らはメディアチームを結成して「モロッコによる占領」の実態を世界に発信している。


52分のドキュメンタリー。サハラ砂漠は知っていても西サハラは聞いたこともなかった。そんな知らなかったことがぎっしりと詰まっていて、終わってから、西サハラに幾度も行かれた岩崎有一氏のビデオトークで、ドキュメンタリーに出てきた文言の意味や状況を丁寧に教えていただいた。

このおかげで西サハラの大まかな成り立ち、状況、私たちのすべきことがわかった。

モロッコの占領の既成事実だけがどんどん幅を広げている現在。日本を含めて、国際社会の見てみぬふりはいつまで続くのだろうか。


🎬 『ハラール・ラブ (アンド・セックス)』アサド・フラドカール監督/レバノン、ドイツ /94分 /2015年

国際都市のベイルート。そこで繰り広げられるの3組の男女の物語。

小学校の性教育で女教師から「赤ちゃんは男性の体から出てきた虫が女性の体に入ってできる」と教えてもらった姉妹は、その夜から虫が入らないようにゴミ袋に下半身を入れて寝るようになった。その可愛い姉妹の母親は毎晩の夜のお勤めに辟易となって、夫に第2婦人を探してくる。

その同じマンションに住む若い夫婦は夫の嫉妬深さのために、離婚と結婚を繰り返している。

親の決めた結婚を解消して離婚したばかりの女性は愛する男性と結ばれたいと思っているが、男に妻がいるために短期契約の結婚だった。一方彼女はゲイの兄の住むオーストラリアに行こうとビザの申請をしていた。

甲斐性があれば奥様を四人までいいとか、短期契約の結婚とか同じカップルで離婚結婚を三回繰り返すなら、他の人と一度結婚しないと四度目は出来ないなど、ミッキーの頭が混乱するくらいややこしい。

でもこれがとっても面白く、特に女性の気持ちの動きがコメディ調ではあるが、よく描かれていた。

posted by ミッキー at 21:50| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月26日

あいち国際女性映画祭上映作品から(3)『淪落の人』

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🎬『淪落の人』オリヴァー・チャン監督/香港/111分

工事現場で事故にあって全身麻痺になった初老の男性・昌榮(アンソニー・ウォン)は、公営住宅で一人暮らし。生活は家政婦頼みだが、なかなか長続きしないのが悩みの種だった。

そんな彼の元にフィリピンからの出稼ぎ・家政婦が住み込みでやって来た。名前はイヴリン(クリセル・コンサンジ)で看護師の資格もある女性だったが、まるっきり広東語がわからないので、話がわからずイライラするが、一生懸命介護してくれる彼女にだんだんと彼の心がときほぐして……。

新人女性監督さんでアンソニー・ウォンさんやサム・リーさんを選ぶなんてすごい。心温まるほっこり映画❗️
posted by ミッキー at 19:00| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする