2020年07月25日

7月24日公開映画(2)『追龍』

🎬『追龍』ハリー・ウォン、ジェイソン・クワン監督/中国/128分/ミッドランドスクエアシネマにて

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中国の潮州から仕事を求めて香港にやってきたホー(ドニー・イェン)は、ヤクザの喧嘩が起きると呼び集められて加勢して小遣いをもらっていたが、ある日、いつものように喧嘩をしていて警察に捕まってしまう。

警察署長のロック(アンディ・ラウ)は前から、ホーの身のこなしや機転のきく喧嘩のやり方を見ていたので、ホーを留置場から出してやった。

そんなきっかけで親しくなった2人だったが、ロックの後押しでホーは香港の黒社会にのし上がっていく。


1960年代の香港に実在した香港マフィアのボス、ン・シックホーと警察署長ルイ・ロックをモデルに、汚職が蔓延した警察と黒社会との関係を描き出している。

イップマンのドニー・ウォン、インファナル・アフェアのアンディ・ラウのお二人だから期待せずなんて無理な話。公開初日の2回目で観賞したがお客様は25人ほど。中年女性のお一人さまが多い。

でも期待したほどではなかった。非常に残念。お二人の若さは求めても無理は承知だが、アンディは立ち居振舞いは抜群だが、声に衰えがあり、一方のドニー・イェンはお声は◎だが若き日の髪型やメイキャップに不満。

良かった点は撮影。上からの街の撮影や低空を飛行機が飛ぶ様子が3回ほど出たが、実際にもあの低さで飛行機が飛ぶことを教えてもらっていたので、迫力を身をもって感じることができた。
posted by ミッキー at 16:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月24日

7月24日公開映画(1)『ブラック アンド ブルー』

先日、試写で去年の東京国際映画祭で上映された『喜劇 愛妻物語』を観た。超恐妻ガミガミ妻と超弱気ダメダメ夫の「超痛烈ヒリヒリホームドラマ」だった。2回目も面白く?見せてもらったが、お芝居とはいえ、撮影現場で濱田岳さん「ムカッ🆖」と来なかったのか心配。

名子役・新津ちせちゃんが2人が喧嘩しだすと体を固くして「喧嘩しているの?」と聞くがママは「喧嘩なんかしていないよ」と言う。正直に言うなら「喧嘩じゃない!罵倒してるの!」と言うべきだろう。喜劇だけど、観てて逃げ出したくなった。9月公開。

🎬『ブラック アンド ブルー』デオン・テイラー監督/アメリカ/108分/ミッドランドスクエアシネマにて

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退役軍人のアリシア・ウェスト(ナオミ・ハリス)は、故郷の街で警察官として働くことにした。黒人であることや女性であることでいろんな差別を受けていて、立場上も軽んぜられていた。

そんなある日、アリシアは警察官と共に通報があった現場に急行するが「お前はここで待っていろ」と言われてしまう。だが突然、現場の建物から銃声が2発聞こえたので、急いで様子を見に行くと、警察官が麻薬の売人を殺害する場面を目撃。

アリシアの胸につけてあるカメラがその時の会話や場面が写っていて、カメラと口封じのために同僚の警察官から追われる身となってしまう。

『ムーンライト』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたナオミ・ハリスの主演。

女性警察官が巨悪に立ち向かう映画はあまたあれど、これはオススメ。

粘り強さと確固たる信念を持って闘う姿が清々しい。戦いながら、どうして故郷をはなれたか、どうして軍人になったか、戦地でどんな経験をしたかがわかってくる。

🎬『17歳のウィーン フロイト教授 人生レッスン』ニコラウス・ロイトナー監督/オーストリア、ドイツ/113分

http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/475028274.html
posted by ミッキー at 17:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

『葛根廟事件の証言』横浜での上映のお知らせ

『葛根廟事件の証言』の監督・田上龍一氏からメールをいただいた。

お世話になります。映画「葛根廟事件の証言」を制作しました田上(たのうえ)です。
http://kakkonbyo.com/

昨年末の池袋シネマ・ロサでの上映の際にはお声がけいただき、ありがとうございました。

さて、拙作が、今度横浜シネマリンで上映されることになりました。

横浜シネマリンは、8月の終戦記念日の前後に戦争に関する映画を多く集めてスケジュールを組んでいます。これだけ戦争映画を集めるミニシアターもなかなかないと思います。横浜シネマリンでの「葛根廟事件の証言」の上映は、都外の映画館では初めてです。
https://cinemarine.co.jp/coming-soon/

同じ時期、14日には秩父で自主上映会もあります。


★去年の暮れに観た時の感想を再び載せてみた。横浜近辺の皆さま、オススメ・ドキュメンタリー❗️を是非ご覧いただきたい。

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🎬『葛根廟事件の証言』田上龍一監督/74分/池袋シネマ・ロサにて

太平洋戦争が終結する前日、旧満州から日本に引き揚げようとしていた日本人の一団が、旧ソ連軍の襲撃によって1千人以上も殺害された「葛根廟(かっこんびょう)事件」の真実に迫るドキュメンタリー。

映画は、人間の喜怒哀楽を写し鏡のように訴えてくれる。それと同時に自分の「無知さ」も教えてくれる。映画はミッキーにとって「教室」だ。そう強く感じたのがこのドキュメンタリーだった。

若い監督さんが上映後にロビーで待っていらっしゃった。観客の方は皆ミッキーを含めお年寄りばかりだった。監督さんの周りに集まって口々に「ありがとうございました」と感謝の気持ちを表していた。

生きて無事に日本に帰国でき証言された方は当時少年少女だった。目前で肉親の死を見た子、中国の養父母に育てられた子、その経験を語る一人ひとりの表情には、自分だけが生き残った「後ろめたさ」を吐露する方も多かった。

★このドキュメンタリーの上映は今週で終わると聞いたが、ひとりでも多くの方々に観ていただいて、この「事件」の風化をふせぎたいと願った。




posted by ミッキー at 10:47| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする