2020年07月28日

『グランド・ジャーニー』ミッドランドスクエアシネマ2にて

昨日久しぶりに名古屋西口のシネマスコーレに行った。木全支配人さんもお元気で「あいちの映画祭のが出ているから持って行ってね」と言われたがどこをさがしてもなかった。

皆が待ちに待っている映画祭だからなくなるのが早かったみたいだ。奥から一枚だけあった大判チラシを出してきてくださった。

それを見ると観ていない作品も多くて嬉しくなった。日を改めてご紹介したいと思っている。

🎬『グランド・ジャーニー』ニコラ・ヴァニエ監督/フランス、ノルウェー/113分/ミッドランドスクエアシネマ2にて

14歳のトマ少年(ルイ・バスケス)は母パオラ(メラニー・ドゥーテ)とその恋人と暮らしていた。夏休みのトマはゲーム三昧の日々だった。

そんな時、母の仕事都合で南フランスで暮らしている実父のところに預けられる。何もない田舎に1ヶ月以上もいるなんて嫌だといっても聞き入れてくれなかった。

実父クリスチャン(ジャン=ポール・ルーヴ)は自然史博物館に勤めていて、軽量の飛行機を使って絶滅種の渡り鳥を救おうとプロジェクトの承認を上司に願い出ていた。上司はまともに取り合ってくれないので、必要な書類の印鑑をごっそり押してしまう。

そんなところにトマはクリスチャンの住む自然豊かな町・カマルグにやって来た。「渡り鳥と一緒に飛んで、安全な飛行ルートを教えるんだ」と嬉々として話すクリスチャンにトマはあきれるばかりだった。

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これは2月10日に東京の松竹試写室で見た。大感激した。その時はプレス資料がなく、後から送っていただいた。公開がズンズン遅れて先週公開となったが、もう一度観てから書きたいと思って今日になった。

感動は3倍になった。大画面で観るべきもので、ほぼCGなしというまるで奇跡が起こったような作品。体感する作品といってもいいと思う。

★監督さんはジャック・ペラン監督のドキュメンタリー映画「WATARIDORI」の制作にも参加した鳥類研究家で気象学者のクリスチャン・ムレク。息子とともに実際に挑んだ超軽量飛行機の旅を映画化。
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2020年07月27日

『ザ・クーリエ』シネマスコーレにて

『ザ・クーリエ』ザッカリー・アドラー監督/イギリス/86分/シネマスコーレにて

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かつてはシリア政府軍の壊滅作戦に参加した元特殊部隊員の女(オルガ・キュリレンコ)は、戦地で兄を失ったショックから軍隊をやめて、今では密かに「裏社会の運び屋」として生きていた。

そんなある日、彼女は仕事中に、巨大犯罪組織のボスであるマニングス(ゲイリー・オールドマン)の殺人現場を見た男(アミット・シャー)がマニングスやその手下に命を狙われていたところを救う。行きがかり上、純朴なニックを捨てておけなくなって、再び銃を取る彼女だった。

未体験ゾーンの映画たち2020の作品。

オルガ・キュリレンコが元特殊部隊員の運び屋を演じたサスペンスアクション。満身創痍の中でど素人のニックを守りながら巨悪に立ち向かっていく姿に目を見張った。映画自体にはお金はかかっていないようだが、脚本、音楽の使い方が◎、最後の〆場も◎。

傲慢なゲイリー・オールドマン、体を張ったキュリレンコのアクションが見ものだが「是非とも二歩手前」といったところ。
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2020年07月26日

『マルモイ ことばあつめ』今池シネマテークにて

昨日は今池のシネマテークに行った。大阪アジアン映画祭2020で初上映された『マルモイ〜』『はちどり』がここで上映されるからだ。

マルモイ〜は難なくみられたが、はちどりで喉がイガイガして咳が止まらないので15分ほどで退場した。この前もこの劇場で急に咳が出て半分で退場した。どの映画館でもそんな経験がないので驚いている。

2作品とも一つおきの満席。補助席も出ていた。土日にはこの劇場にもう行かないと決めた。

🎬『マルモイ ことばあつめ』オム・ユナ監督、脚本/韓国/135分/今池シネマテークにて

親日派で身分の高い父親を持つジョンファン(ユン・ゲサン)は、失われていく朝鮮語を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと奔走する。各地の方言なども入れて編纂したいとあらゆる言葉を集めていた。

そんなジョンファンが朝鮮語の資料が詰まったカバンを、盗人のパンス(ユ・ヘジン)の手下に盗まれてしまう。そんな変なきっかけで知り合ったジョンファンとパンスだったが……。

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1940年代の日本統治下の朝鮮半島で言語が朝鮮語から日本語に強制的に変えられ、名前も日本式となっていく。そんな中で母国語を残したいと全国の言葉・方言を集めた「マルモイ(ことばあつめ)作戦」の史実を映画化したドラマ。

オム・ユナ監督は『タクシー運転手 約束は海を越えて』の脚本家。これが初長編作品。主演は『国選弁護人ユン・ジンウォン』でも共演したユ・ヘジンとユン・ゲサン。

始めこそ印象が悪かったパンスだが、持ち前の機転を生かしてジョンファンを助けていく。映画中では横暴で威圧的な日本軍のやり方に気持ちが浮き立たなかったが、最後のシーンで言葉の持つ大きな力を実感させてくれた。



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