🎬『悪魔の愛人 リダ・バーロヴァ』フィリプ・レンチ監督/チェコ/110分/2016年
1934年。女優志願の娘リダ・バーロヴァ(タチアナ・パウホーフォヴァー)は苦難の末に憧れの美人女優になった。
そんな時、撮影所を見学しにやって来たヒトラーに「昔、愛した人にそっくりだ」と言われ、側近のゲッベルス(カール・マルコヴィクス)からも熱い視線を受けていた。
当時妻子持ちの俳優と同居していた家の近くにゲッベルスも屋敷を構えていて、その後ゲッペルスとリダは本心から愛する間柄になって……。
題名に興味を持ってみたが一気にのめり込むように見てしまった。
ゲッペルス関連の映画ではドキュメンタリーの『ゲッベルスと私』(終戦までの三年間ゲッベルスの秘書をしていた103歳の老婆の独白)という2018年の作品を思い出す。
それとゲッベルスのイメージとして子だくさんの善きパパ、善き家族像で、1945年5月1日に6人の子どもを毒殺し妻と心中。という末路だけしか知らなかった。
女優さんを調べてみたら、仕方なくゲッベルスと別れて後もいろいろな苦難が自身にも家族にも降りかかってくる。でも国々を渡り歩きながら女優を続けていたようだ。写真を見て驚いた。タチアナ・パウホーフォヴァーが演じているがそっくりだった。