🎬『15年後のラブソング』ジェシー・ペレッツ監督/アメリカ、イギリス//97分
イギリスの港町サンドクリフ住むアニー(ローズ・バーン)はかつてロンドンで暮らしていたが、この地の博物館の館長だった父の死をきっかけに帰郷。今は博物館を継いでいる。
パートナーのダンカン(クリス・オダウド)とは15年も一緒に暮らしているが結婚とか子を作るということは考えていなかった。
ダンカンはもっぱら90年代に突如姿を消した伝説のロック・シンガーのタッカー・クロウ(イーサン・ホーク)に夢中で自分の部屋には記念の品々がいっぱい保管されている。
そんなある日、アニーとダンカンは、タッカーの歌のことで大喧嘩。それがもとでダンカンは新しい恋人とどこかに行ってしまう。アニーは怒りにまかせてダンカンが主宰するタッカーのファンサイトに「退屈」と投稿したら、なんとアメリカで暮らすタッカー本人から「その通り!」とメールが届いて……。
一番気に入ったところはイーサン・ホークの役柄。彼でなくてはできない役だから嬉しかった。まあいっちゃなんだけど『真実』は彼でなくてもよかったと思うから。
付き合っていた女が「この子はあなたの子よ」と言って置いていった。その赤ん坊をライブ会場の手洗い場においたまま、音楽活動も辞めてしまうイーサン・ホーク、前の女房の空き地のガレージに住まわせてもらって子守り(自分の子でとってもかわいい男の子。健気にいろいろ心配している❗️)をするイーサン・ホーク、他の女にできた男の子の双子が美少年に成長していて喜ぶイーサン・ホーク、みんな許せるから不思議。
そして新しい恋…。この恋が最後の恋になったらいいなぁ。そのいきさつは書かない方が楽しめるので劇場でお確かめいただきたい。