2020年06月21日

EUフィルムデーズ2020はオンラインで(8)『小さな灯り』

🎬『小さな灯り』ファビオ・バドラート、ジョンニ・コスタンティーノ監督/イタリア/101分/2018年/日本初上映

山また山の奥深い村の外れに住んでいる一人暮らしの老人は、ある日、その山からもう一つ向こうの山の中腹に小さな灯りがついているのを見つけた。不思議に思って村人に聞くが「そんなところには人は住んでいない」と口々にいう。

だが気になって川を渡り山道を数時間かけて行くと朽ちた古い家にたどり着いた。そこには痩せているが端正な顔立ちの10歳ばかりの少年が黙々と洗濯をしていた。老人が突然来て驚きも喜ぶ風もなく「おしっこをもらしたので洗っている。洗濯しないと臭くなるから」といいながら洗っている。

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自然の静寂の中で台詞も少ない。灯りを見つけたのは老人だけではなく映画をみているミッキーも「その灯り」の持つ神秘的な不思議さに山道を同行しているようだった。

しかし、観ていて1時間少しのところで「ここで終わってほしい」と思った箇所があった。それ以後は「言わなくてもいい、観なくてもわかる」から「あそこ」で終わってほしかったという無茶ぶりな感想でお許し願いたい。
posted by ミッキー at 14:44| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月20日

EUフィルムデーズ2020はオンラインで(7)『頑固じいさんとしあわせな時間』『スマグリング・ヘンドリックス』

🎬『頑固じいさんとしあわせな時間』ティーナ・リュミ監督/フィンランド/2018年

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長年連れ添った最愛の妻を亡くし生きる意欲もなくなってお爺さん。自分の棺桶を作ってから死ぬつもりいた。今年取れたじゃがいもも全部隣人の家に「もういらなくなったから食べてくれ」と一年分ほどあるじゃがいもを玄関先に運んだ。

そんな時、顔も見たくない不仲の息子家族が訪ねて来た。ひとり暮らしの年寄りを施設にいれようと訪ねてきたのだ。かわいい孫娘ソフィアも一緒にやってきて……。

ほっこり映画。フィンランドだからサウナの場面、森の松茸シーンがいい。登場人物の耳がいい隣人、婚活している医師、などちょっとした役も手抜き無し。


🎬『スマグリング・ヘンドリックス』マリオ・日ペリディス監督/キプロス/92分/2018年/日本初上映

2004年にEUに加盟したキプロス共和国と、独立宣言したがトルコだけに承認された「北キプロス・トルコ共和国」が隣あっているキプロス島の首都ニコシアが舞台。ここは世界ただ一つの「分断首都」

恋人にふられ、お金もないミュージシャンのヤニスは家賃も借金も踏み倒して密かに国外脱出を計画していたが、3日前に愛犬ジミーが突然北側に迷い混んでしまい……。

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EUフィルムデーズのCグループの3作品は三つともレベルがいい。都市が分断されているのでワンチャンを探して元に戻ろうとしても「あなたは帰れるがワンチャンは法律で出ることはできない」と言われてあの手この手で奔走する。まあ、3作品いいので是非ともワンコインでオンライン映画祭を楽しんでほしい。

posted by ミッキー at 11:25| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月19日

6月19日公開映画『水曜日が消えた』『ドクター・ドリトル』

夜中からざんざか降りの雨で 、しかも肌寒かった。今日公開の2作品をみにTOHOシネマズ 名古屋ベイシティまで来た。観るのは『水曜日が消えた』と『ドクター・ドリトル』。2つ同じ映画館でやってるのはここぐらい、ポイントもつくのでここにした。

🎬『水曜日が消えた』吉野耕平監督、脚本/104分

幼い頃にひどい交通事故によって、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる青年。お互いを曜日の名前で確認しあっている。研究対象になっていて毎週研究所に出向いている。

7つの曜日のなかでも「火曜日」は他の曜日から家の掃除など面倒なことを押し付けられる損な性格だった。しかし、ある時、「火曜日」が終わっても「水曜日」こなく「火曜日」のままで……。

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初日初回。20人ほどの観客。カップルが4組、後は若い女の子グループ。年配はミッキーだけ。

この内容ならもっと面白くできるはずだ。7つの曜日の特徴がはっきりわからせてくれないままに火曜日水曜日に話が固まってしまうので残念。

時々紙に書いたものが映されて(けっこう重要な事柄と思う)いたがミッキーにははっきり見えなかった。俳優さんの魅力もイマイチ発揮できていないように感じた。

🎬『ドクター・ドリトル』スティーヴン・ギャガン監督/アメリカ/101分

名医ではあるが変わり者で動物と話せるドリトル先生は妻を失った悲しみが癒えず動物たちとひっそり暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたことを耳にしたドリトル先生は女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、仲間たちと伝説の島へと出発する。

登場する動物キャラクターには魅力はあるが面白くないのはなぜだろう。ドリトル先生の弟子志願の少年のハリー・コレットはまだ16歳だが変声期中だろうか、少年の声ではないのが残念。物語も新鮮味がなくて『トラフィック』でアカデミー脚色賞を受賞した監督だから期待したが……。
posted by ミッキー at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする