昨日、夜中に目が冴えて眠れなくなった。そこでNetflixで探して見つけたのが、『ひとつの太陽』という台湾映画で去年の東京国際映画祭のワールド・フォーカスで上映された作品と知って驚いた。156分という長さだったが夜中に眠くもならずじっくり見せてもらった。
これはNetflixだけでしか見られないが、契約している方は是非ともご覧になってほしい作品。
Netflix『ひとつの太陽』チョン・モンホン監督/台湾/156分
両親と兄弟の4人家族。父親は自動車学校の指導員、母親は美容師、兄アーウェイは頭もよく大人しい性格で今は一浪して医学部を目指している。弟アーフー(この映画の主役)はひどいいじめにあっていたが我慢できなくて不良仲間の友人に「いじめを止めるようおどしてくれ」と頼んで乗り込んだが、友人は相手の腕を切り落としてしまった(このシーンで気持ちをわしづかみにされた)。
アーフーも友人も少年院に入ることになって、それがきっかけで家中がギクシャクしはじめて……。
アーフーを演じる少年が無表情ながらとても良かった。もちろん兄も、父親、母親の俳優さん、みんな良かった。
ストーリーの展開もあり得る設定で、辛い中にチラッと見える「優しさ」が心を打った。