6月中旬から東京では試写が始まるそうだ。名古屋はまだ連絡がないがそのうち来るかと待っている。東京の配給さんからロシアの作曲家ハチャトリアンの自伝的な作品がパソコンで見られるようにして送られてきた。
7/31公開ユスク・ラジコフ監督『剣の舞 我が心の旋律』早速開いてみた。
ハチャトリアン、ヴァイオリンニストのオイストラフ、作曲家のショスタコーヴィチの3人が揃う場面があった。ごった返す市場のようなところで国の批判的なことを小声で話していたが、ここで演奏しようとなってオイストラフたちが ヴァイオリン、チェロなどで民族性たっぷりの演奏をしていた。オイストラフさんはヴァイオリン、ビオラの世界で五本指に入る名手。俳優さんも上手く聴き惚れた。
これ、小さな画面でも心打ったが、絶対に大画面で観たい作品。気が急くがここで慌てても仕方ないと気持ちを落ち着かせた。
🎬『ライブリポート』スティーブン・C・ミラー監督/イギリス、アメリカ/99分
警察に透明のガラス箱のような物に閉じ込められて、泣き叫ぶ少女の映像が届いた。水が箱に注がれていて満タンになって溺れてしまう。それまでの時間は64分。犯人は金を要求して来たが張り込みがバレて逃してしまった。
ちょうどその頃街をパトロールしていた警察官ペニー(アーロン・エッカート)は犯人と遭遇、追跡するが撃ち合いになった末に殺してしまう。
大失態を犯したペニーは警官を即座に首になるが、それでも少女を助けようと男が持っていた携帯の動画で、少女の命があと64分しかないことを知って一人で捜査する。
一方、地元のニュース配信サイトの新米リポーター・エイヴァ(コートニー・イートン)は、街中でニュースネタを探していたところ、この誘拐事件を知り、協力するので生配信させてくれと頼み込んで……。

生配信によって捜査状況がリアルタイムで公開されるという誘拐事件を描いたサスペンス。
始めの数分はペニーの1日のはじまりを描いている。規律正しい性格でちょっと古くさいタイプの警官だ。一方、新人リポーターのエイヴァは若々しくて前向きな性格だ。そんな歳の離れた2人が捜査する時間が、観ているこちらと同じ時間でライブ中継される。
きょうび、テレビをつければ「ネット中継」や「動画配信」が多いので、新鮮味は薄れるが最後の最後で……、楽しみに公開をお待ちいただきたい。