2020年05月07日

Netflix『サーカス・オブ・ブックス』

東京のI 氏からお便りを頂いた。思わぬ事故で施設で養生なさっている方だ。「いつもならゴールデンウィークは有楽町のイタリア映画祭でした。そう思って『家の鍵』をDVDで見ました」と記されていた。本当にここ15年ほどゴールデンウィークはイタリア映画祭だった。次、居ながらにしてイタリアに行っているような気分にさせてくれるのはいつになるのだろうか……。

Netflix『サーカス・オブ・ブックス』レイチェル・メイソン監督/アメリカ/86分

1976年、カレン&バリー・メイソン夫婦は3人の子供たちを大学まで出すためにLos Angels Timesに掲載されていた広告「ラリー・フリントが創刊したポルノ雑誌の「ハスラー」の販売業者」の求人を見て即座に応募した。

元々はバリーは特殊映画技術者でカレンはフリーライターだったが先行きの経済的不安を感じていて「一時しのぎ」の収入源確保のつもりで応募した。

ところが生真面目で笑顔が絶えないバリーと話術が上手く明るいカレンは気に入られて、そこから30年、ゲイ・ポルノ店「Circus of Books」の経営者として心優しいユダヤ人ご夫婦の歩みをドキュメントしている。

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監督は娘さん。ご夫婦はお客様に人気があって有名なラリー・フリント、超人気のゲイポルノスターのジェフ・ストライカー、素顔が美しいドラッグクイーンのアラスカ・サンダーファックさんからも絶賛されていた。

このお店はネットに押されてやむなく2020年2月9日に閉店したばかり。このドキュメンタリーの最後にこの閉店の画像も出てくるので、出来立てのホヤホヤのドキュメンタリー。


posted by ミッキー at 20:05| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする