2020年05月25日

マ・ドンソク兄さん大暴れ 7月公開『悪人伝』

🎬『悪人伝』イ・ウォンテ監督、脚本/韓国/110分

韓国のとある都市で無惨な殺人事件が多発していた。やる気満々のチョン(キム・ムヨル)刑事は殺人現場をみて、このところ連続している無差別殺人事件と確信した。

そんな頃、地元の凶暴なヤクザの親分ドンス(マ・ドンソク)が同じような手口でめった刺しにされた。死は免れたドンスはその時に犯人の顔や年格好を見ていたが……。

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ハイウッドでリメイクされるらしいがマ・ドンソク兄さんの役を誰がやるのか考えてみたが、こりゃ難しいと思った。俳優だからある程度はこなせると思うがマ・ドンソクさんのなんとも言えない男臭さと愛嬌、そして無茶ぶりのエネルギーは誰にも真似できないだろう。

それぐらい見事なヤクザ親分をやってくれた。大画面でじっくりと身体中に彫られた刺青を拝みたい。



posted by ミッキー at 22:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月24日

Netflix『ザ・スパイ−エリ・コーエン−』

🎬 『ザ・スパイ−エリ・コーエン−』ギデオン・ラフ監督/フランス

美しい妻と暮らしていた平凡な百貨店の事務員エリ・コーエンは、イスラエル諜報特務庁モサドからの呼び出しを受ける。彼は過去に2度モサドに志願していたが、思い込みが激しいと見られて断られていた。

モサドはシリアに潜入できる人間を見つけることが迫っていて、シリア人の両親を持ちエジプト育ちのエリに白羽の矢があたった。テストの結果、スパイの才覚があると見込まれ……。

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モサドの伝説的なスパイの実録ドラマ。エリを演ずるのは、おふざけ俳優のイメージたっぷりのサシャ・バロン・コーエン 。『ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の方だ。

いつもはNetflixの長いものは見ない。これは6篇になっていて1篇が45分ぐらいで、l見始めたらやめられなくなった。

サシャ・バロン・コーエンさんの行動に目が離せなくなった。この映画では彼の3つの顔があって、妻を愛しているが貧しくしがない事務員、スパイ訓練中、颯爽としたスパイとどんどん魅力的になっていくのだ。そしてイスラエルにとって重要な事柄が彼によって的確に伝えられる。

1960年代にシリア政府に潜入し、副国防大臣の任務をオファーされるほど信頼を獲得するまでになったが、KGBによって素性が分かり、シリア政府によって絞首刑にされた。この伝説のスパイはイスラエルの英雄として有名な方だが、遺体はまだ返還されていない。

★素性がわかるきっかけは意外なもので、それさえ頭を働かせて乗り越えれば……是非ともごらんいただきたい。
posted by ミッキー at 05:44| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

DVD『ミヒャエル』

今朝、マッサージと散歩途中にこんなかわいい置物があった。小さくてかわいい置物で、良い気分になった。

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DVD『ミヒャエル』マルクス・シュラインツァー監督/オーストリア/96分

35歳の独身男性ミヒャエル(ミヒャエル・フイト)は、保険会社に勤めていて仕事はこなすが、同僚と付き合わず、友人もいない。知り合いといえば、最近、家が近所だとわかった同僚のクリスタ(ギゼラ・ザルヒャー)ぐらいだった。彼には絶対に知られたくない秘密があった。

実は、相当広い自宅の1室に10歳の少年ウォルフガング(ダヴィド・ラウヘンベルガー)を誘拐、一室に監禁していたのだ。夕食の時だけ、少年を部屋から出して数時間を一緒に過ごして、次の晩まで部屋に監禁している。

ところが、ある日、ミヒャエルが交通事故にあって病院に入院するという事件が起きて……。

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見た目、平凡なサラリーマンのミヒャエルだが、なんと自宅地下室には誘拐した子どもを監禁していた!!。そんな衝撃的な作品でミッキーの好みなので3回目。ミヒャエルは小児性愛的行為(画面では直接映していない)はするが、日曜には人里離れたところにドライブや好みのおもちゃを与えて、遠目からは仲の良い親子に見える。 

ミヒャエル自身は保険会社に勤めていて、特別浮いた存在ではなく、周りの者、家族(母親、妹夫婦)も「あまり付き合いの良くない困った長男」と思っているだけ。捕まってしまった少年はもう抵抗するエネルギーもないようだ。

最後はどうなるのだろうとハラハラするが、こんなラストが待っていようとは……後味は良くないが、意表をつく見事な幕切れだった。
posted by ミッキー at 10:26| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする