2020年05月28日

DVD『わたしはロランス』

ほとんど毎日行く喫茶店で、今年初めてアイスコーヒーを飲んだ。身体が冷たいコーヒーで爽やかになった。今日の話題は、「スーパーに行って野菜など買うときに絶対触って「腐っているか重さ」など調べて何個か手に持つよね」というもの。テレビであまり触らないで、と言ってたのでそれは無理という、つまらない話だった。もうコロナの話では盛り上がらない……。

DVD『わたしはロランス』グザヴィエ・ドラン監督/フランス、カナダ/168分/監督23歳の作品

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モントリオールに住む国語教師ロランス(メルビル・プポー)は、恋人のフレッドに「女になりたい」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを激しく非難するが、彼の最大の理解者であろうと決意する。

もし、自分の夫から「女になりたい」と言われたらどうする?と考えてみた。そんなことを想像すると、とってもフレッド(スザンヌ・クレマン)の深くて強い愛を感じる。

男女の愛ではなく、その「人間」を愛するのだ。これはどこまで「人を愛せるか……」という踏み絵的な作品と感じた。

でも「女になりたい」といって、次の日にはかっちりとした女性用スーツで登校して、化粧だってバッチリ、ハイヒールもはいちゃって生徒たちの驚きようが面白い。

なんだか性急な感じだ。パンツスーツぐらいでおとなしめに始めればいいのに……、こうやってしっかり自分を出すところはやはりフランス的と思った。
posted by ミッキー at 21:24| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月27日

DVD『マイ・マザー』

一昨日と昨日、2日続けて娘と2人して散歩&食事に行った。どうも東京に帰るための予行練習の外歩きらしい。5000歩以内だが外の風を受けて清々しい気持ちになっているようだった。食べに入ったところは大きくて空いているのを確かめながらだが、やっぱりファミリーレストランになってしまった。

持ち帰りの人は時々いたが、食べに来る人はお一人さまがポツンポツン。これではファミレスでも儲けは少ないだろうと心配になってしまう。特に今はサービスで日頃より一品多かったり安かったりと至れり尽くせりだった。

そして今日、2人で皮から餃子作り。始めてにしては上出来⁈

DVD『マイ・マザー』グザヴィエ・ドラン監督/カナダ/100分/2009年

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ケベックで暮らす17歳の少年ユベール・ミネリ(グザヴィエ・ドラン)は母親と二人暮し。学校生活や友人関係はほかの若者たちと変わらないが、母親との関係に嫌気が差していた。

彼の小さい時はきっと甘えん坊だったはず。「ママ」と呼んで、いないと大声で「ママ!ママァ〜!」って家中を探すような子どもだったろう。
それが成長と共に「うるさい」存在になる・・・でもこれは世界共通だから珍しいことではない。そんな普遍的で、誰しもが一時期通過するであろう「親離れ」を「大嫌いと大好き」の大きなふり幅でスタイリッシュに描いていた。
 
私も二人の娘を育てたが、同じ体験(手作りを無理に着せたり、自分のセンスで洋服を買ったり)があった。彼のママだって特別異常な方でなかったのに・・・。
 
今、世界一映画界で才能があって、いい男(それも若い監督さん)ときたらグザヴィエ・ドラン監督だ!と思っている。
その彼が2009年に作った初長編作品。1989年生まれだから20歳の時の作品。2度目だがお見事としか言いようがない。

posted by ミッキー at 10:33| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月26日

お待たせしました 6月12日公開決定『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

🎬『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』グレタ・ガーウィグ監督/ アメリカ/135分/6月12日より全国順次ロードショー公開https://www.storyofmylife.jp/

マーチ家の四姉妹は、美しくてしっかりものの長女メグ(エマ・ワトソン)、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、内気で孤独を好みピアノが好きな三女ベス(エリザ・スカンレン)、天真爛漫だが頑固なところがある四女エイミー(フローレンス・ピュー)。

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原作は、アメリカの女性小説家・ルイーザ・メイ・オルコットが1868年に発表した自伝小説「Little Women」。19世記後半の南北戦争時代が背景となっている。過去に何度か映画化されているが、ミッキーは高校のころエリザベス・テーラーのものをテレビで見た記憶がある。

物語は次女のジョーが中心で描かれていて4人とも当時としては、しっかり自分の意志を通す生き方を目指している。

ジョーの親友のローリー(ティモシー・シャラメ)の瑞々しい➕甘い美青年ぶりに、目が釘付けに、それぐらいティモシー・シャラメは適役だった。

出番は少ないが貫禄あるおば様(メリル・ストリープ)の存在も大きかった。「なぜ、おばさまは結婚なさらなかったの?」の返事がいい。「私はお金があるから結婚などしなくていいの」……昔の原作だが今見るべき映画と感じた。
posted by ミッキー at 08:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする