2020年03月23日

『ナイチンゲール』ヒューマントラストシネマ渋谷にて

🎬『ナイチンゲール』ジェニファー・ケント監督/オーストラリア、カナダ、アメリカ/136分/ヒューマントラストシネマ渋谷にて

19世紀のオーストラリア・タスマニア地方。生活苦の中で盗みを働いて囚人となったアイルランド人のクレア(アイスリング・フランシオシ)は、この地方を支配するイギリス軍の将校ホーキンス(サム・クラフリン)の命令で宿舎の下働きをさせられ、体も要求されていた。

約束の刑期が終わってもそれは続き、不満を抱いたクレアの夫は異議を申し立てるが、逆上したホーキンスは部下たちと共に夫と赤ん坊を目前で殺されてしまう。

クレアはホーキンスへの復讐のために、先住民アボリジニのビリー(バイカリ・ガナンバル)に道案内を頼み、ホーキンスたちを追跡する旅に出る。

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公開2日目の日曜日。かなりの席が埋まっていた。

イギリス支配下のオーストラリア。イギリス人将校ホーキンスとアイルランド人のクレアの決定的な差別社会、クレアとアボリジニのビリーの決定的な差別意識。この二つの差別の絡みで映画は進んでいく。

支配する者、支配される者の構図を無駄のない展開で力強く描いていて引き込まれた。

この作品にはクレアの歌うアイルランド民謡、アボリジニのビリーの祭事の祈りと踊りが民族の誇り高い矜持を表していた。

★オーストラリアの女性監督作品でこれが第2作品目。第1作品はホラーでシッチェス映画祭でも上映された『ババドック 暗闇の魔物』。観ていないがこの監督さんのなら見てみたいと思った。
★ 2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞ほか計2部門を受賞したバイオレンススリラー。ビリー役のバイカリ・ガナンバルはマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。
posted by ミッキー at 19:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする