2020年03月15日

大阪アジアン映画祭2020(2)『君の心に刻んだ名前』

🎬『君の心に刻んだ名前』リウ・クァンフイ監督/台湾/113分

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時は1988年。40年間にわたる戒厳令が解除された台湾。台中のミッション系の男子校に通う阿漢(アハン)と柏コ(バーディ)は、校内のブラスバンドであってから親しくなった。

やがて、友情以上の愛に気づいた二人だったが、男子校に女子を入れることで、柏コが新入生の少女・呉若非(バンバン)と付き合い始める。

台湾映画の同性愛を描いた作品で印象深いのが『花蓮の夏』。レズビアン&ゲイ映画祭で上映されて、主演のブライアン・チャンとジョセフ・チャンにインタビューさせていただいたからだ。

その時は一日中20組以上のインタビューが続き、ミッキーたちは18番目だったが、丁寧に疲れも表に出さず真剣に質問に応えてくださった。今では大スターで今思うと夢のようだ。

さて台湾映画ではけっこう同性愛の作品が多い。去年の大阪アジアンで上映された『先に愛した人』はコメディー要素も含まれていて公開してほしい作品だが、『君の心に〜』は右翼曲折があって悲劇とは言わないまでも時代に翻弄された若者の一生をきめ細やかに描かれていた。

それに題名がいい。アーミー・ハマー、ティモシー・シャラメの『君の名前で僕を呼んで』と通じるところがあった。

きっとこれはミッキーの勘では賞に近いので公開もあり、と思うので多くは書けないが納得のいく終わり方で、しばらく「雰囲気を持続したままこの場に静かに座っていたい……」と願ったくらいだ。
posted by ミッキー at 10:10| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする