2020年03月22日

3月21日公開映画『馬三家からの手紙』『カゾクデッサン』新宿 K's cinemaにて

🎬『馬三家からの手紙』レオン・リー監督/カナダ/76分

アメリカ・オレゴン州に住む女性ジュリー・キースさんはスーパーで買った中国製のハロウィンの飾り付けの箱の中から、紙切れを見つけた。見つけたのは2年後で最初使ったときは気付きもしなかった。よく見ると中国語と英語で書かれていて、内容は「馬三家(マサンジャ)労働教養所ではひどい拷問や洗脳が行なわれている」という物だった。

彼女は人権団体を通じて手紙を公開すると瞬く間に世界中に広まり、彼女も生活も一変する。問題にあげられた中国の労働教養所は閉鎖されたが、話はこれで終わらなかった。

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映画の始まりはジュリー・キースさんがどうやって手紙を見つけたか、説明するシーンからだ。彼女が手を尽くして公表しなければ実態はわからなかった。書いたのが一通だけとしたら運が良かったと思うしかない。(観終わってから、よく考えたら運が良かったかどうかわからないが)

手紙は、政治犯として捕らえられていた孫毅(スン・イ)さんが書いた物で、彼も有名になってしまう。当然命の危険から愛し合っていた女性とも別れて、インドネシアに行き亡命申請をしている。そこで手紙をもらったジュリー・キースさんと会うシーンは涙なしでは見られなかった。

思いがけない出来事ばかりで気持ちが騒ついてしまったので、落ち着いてもう一度観たい作品。


🎬『カゾクデッサン』今井文寛監督/98分

元ヤクザの剛太(水橋研二)は同居中の彼女(瀧内公美)が経営するスナックで働いているが、酒浸りの毎日で言われたことをだらだらとやっている男だ。そこに突然少年が訪ねてきて、剛太に「母が交通事故で意識が戻らないので声をかけてほしい」と頼まれる。

剛太は15年前を思い出し、すぐに少年・光貴(大友一生)と病院に駆けつける。呼びかけにも応えない元妻だったが、そのことが現在の夫にわかり、二度と来ないでくれと言われる。光貴は喧嘩の強い剛太に魅力を感じ、その後も時々会うことになった。


ある身の上相談で「長男は自分の子でないことがわかった。親子関係はうまく言ってるが言うべきか黙っているか悩んでいる」という相談だった。回答者は有名な小説家で「その秘密は墓場まで持って行きなさい」ときっぱりと回答していた。

血の繋がりも、一緒に暮らしている他人も、どの基準でカゾクというのかはそれぞれが感じることだと思う。嘘、隠し事がないのが本当の「カゾク」とは思いがちだが、そうでもないよ、と教えてくれる作品だった。

この作品では一人ひとりに重複している部分はあるが、少しずつ違う「カゾク」がいる。その中心にいるのが光貴だ。「カゾク」とは「幸せになってほしい」と願う相手が、カゾクのような気がした。

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★写真はロビーにいらっしゃった光貴役の大友一生さん。おしゃれで清潔感のあふれる17歳の少年だった❗️

★シネマジャーナルのSさんのインタビュー記事もお読みいただきたい。http://cineja-film-report.seesaa.net/article/473973628.html

posted by ミッキー at 11:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

真っピンク❗️『たわわな気持ち』

昨夜、晩ご飯ついでに散歩。チラシ集めにポレポレ東中野まで来た。劇場に着くとちょうど8時から始まるのがあって、「満員ですか」とスタッフにお聞きしたら「余裕は十分にありますが…」と言われた。この…に気づけばいいのにチケットを買って中に入った。

題名は『たわわな気持ち』という映画で、きっとたっぷりな幸せを感じさせてくれる映画と思って入ると、男の方ばかり15人くらい入っていた。

途中で真っピンクと気づいたが、ここであたふたするミッキーではない。見たくないシーンはたっぷりあったが、カレン役の風俗嬢がエロ可愛でしゃべりも「ふんわかはっきり」となかなかの役者。調べてみたら相当有名なお嬢だった。

一方ライター役の彼女は体とボインのバランスが崩れるほど大きく、不自然に感じたし、同居する男とは二段ベッドで寝ているという設定に?印。

ストーリーは

🎬『たわわな気持ち』古澤健監督/80分/ポレポレ東中野にて

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エロ業界ライターの綾(松本菜奈実)は彼氏・肇(古澤健 監督!)と同棲中。しかし肇は綾の仕事を「そういう仕事をしているのを家庭に持ち込むな」と、冗談で言う話も受け付けてくれない。

 そんなある日、肇が脱いだズボンのポケットから風俗のスタンプカードが出てきた。どうもお目当ての女の子はカレン(あけみみう)という風俗嬢とわかり、カレンと会ってみたくなった綾は、取材のふりをして面会を申し込む。

というストーリーで話の転ばし方は○だった。後で知ったが監督さんが肇役をやっていたのには驚いた。調べてみたら『今日、恋をはじめます』の方。よくあんな際どい演技をなさるとは……。

posted by ミッキー at 09:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月20日

3月20日公開映画『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』

🎬『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』豊島圭介監督/108分

1968年に大学運営に異議をもつ学生たちが団結し、それが全国的に広がった学生運動。中でももっとも武闘派といわれた東大全共闘をはじめとする1000人以上の学生が集まる討論会が1969年に開催された。三島由紀夫は警視庁の警護を断り、単身で討論会に臨み、2時間半にわたり学生たちと議論をした。

1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子と討論の場にいた人、元・楯の会のメンバー、元全共闘の人らが三島との関わりを語っている。

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1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。

三島由紀夫の映像は例の自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決前の演説する姿しか「動く姿」は見ていない。このドキュメンタリーは自決の約一年半前にあたる。

三島由紀夫の漠然とした姿がこのドキュメンタリーで改めて真の人間像が浮かび上がって来た。

敵対しているはずの一千人以上を前に臆せず話す三島は、非の打ち所がない寵児で、常ににこやかに話する姿は一瞬たりとも人の気をそらさない。

赤子をだいて登場した芥正彦も負けてはいない。その芥氏の「今」も当時の飄々とした表情そのままに「50年目の真実」を語っていた。

★TBSに保管されていたというフィルムの原盤は80分近い長さで、プロデューサーの刀根氏が東大時代の同級生だった豊島監督に声をかけて映画になった。この時代のことを知らない世代の監督さんに、ということで白羽の矢が刺さった。

posted by ミッキー at 19:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする