2020年03月28日

『もみの家』

今日『エジソンズ・ゲーム』をアップしようとしたら配給元から公開延期のメールが届いた。このところ『2分の1の魔法』『ドクター・ドリトル』『ソニック・ザ・ムービー』『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』『きかんしゃトーマス チャオ!とんでうたってディスカバリー!!』『ムーラン』そして4月3日公開の『エジソンズ・ゲーム』だ。 こんなに延期が続出したら先行きが心配だ。

🎬『もみの家』坂本欣弘監督/105分

心に問題を抱えた若者たちを受け入れて農作業で自立を支援する「もみの家」に、不登校が続いて半年になる16歳の本田彩花(南沙良)が東京から母親に連れられてやって来た。

もみの家の主である佐藤泰利(緒形直人)は笑顔で彼女を向かえるが、都会育ちの少女は表情も暗く黙りこくっているばかりだった。

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始めは、朝起きることができない、好き嫌いが激しくて野菜が食べられない、田んぼの泥いじりが出来ない、そんな少女がご近所のおばあちゃん(佐々木すみ江)と知り合い、村の行事の獅子舞を踊り、出産に立ち会うという経験を通してゆっくり成長して行く。

施設の仲間にもいろいろ事情はあると思うが深追いせずに描かれていたのが良かったと感じた。

posted by ミッキー at 12:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月27日

3月27日公開映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』『最高の花婿 アンコール』

🎬『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』エミール・クストリッツァ監督/アルゼンチン、ウルグアイ、セルビア/74分

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給料の9割を貧しい人々に寄付して、大統領の職務の合間には自分の農園で働くという南米ウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカ。

ふっくらしたお顔に優しい瞳のムヒカから出るスピーチは鋭く真っ当な指摘をする。

極貧の家庭に生まれ、権力と戦い、大統領となった彼の日常と生涯のパートナーのルシア・トポランスキーさんとの固い絆もドキュメントされている。

★4月10日には『ムヒカ 世界で一番貧しい大統領から日本人へ』も公開される。

🎬『最高の花婿 アンコール』フィリップ・ドゥショーヴロン監督/フランス/98分

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名家ヴェルヌイユ夫妻の4人の娘たちは、アラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワール人とそれぞれ外国人と結婚して幸せな結婚生活を送っていたが、夫たちはパリでの生活や仕事に不安を感じていて海外移住を考えていた。

娘たちが離れていくことに耐えられないヴェルヌイユ夫妻は、彼らを引き留めるために一計を案じるが……。

保守的なカトリック教徒のご夫妻の4人の娘たちが結婚相手に外国人を選んだことから巻き起こる「異文化・異宗教」の騒動を描いたフランス映画『最高の花婿』の続編。配役は同じ方が演じている。

大体の流れは想像がつくが、この作品を観ると民族・宗教の違いがはっきり分かって、笑いながら勉強にもなった。大笑いしたのは骨つきの高価な生ハムをワンチャンに食べられてしまうシーン。この続編だけでも十分楽しめるのでご心配なく。
posted by ミッキー at 22:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

DVD『光のほうへ』

東京・東中野娘が2週間ほど名古屋を拠点にして仕事しますからよろしくとラインで知らせて来た。東京ではスーパーもコンビニも長蛇の行列で生活がしづらいらしい。名古屋なら1日1回は栄養バランスを考えた手作りの食事(まずいミッキーの食事)が取れるから都合いいらしい。

DVD『光のほうへ』トマス・ヴィンターベア監督/デンマーク/114分

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デンマーク・コペンハーゲン。アルコール依存症の母親と暮らす兄弟は、貧しさと怠惰と暴力があふれた悲惨な生活をしていた。兄弟の唯一の希望は、生まれて間もないもう一人の弟だった。

酔っては生活も育児も放棄している母親に代わって、盗んだミルクで赤ん坊を育てていた。電話帳からよい名前を見つけ、教会の洗礼の真似事をする。そんなある日、熱が出てむづかる赤ん坊を気遣いながらも、兄弟は遊びに夢中になり、気が付いたときは既に冷たくなっていたのだった・・・。それから、兄弟は連絡もとらず別々の人生を歩んでいたが、母の死の知らせで、何十年ぶりに再会した。


改めて名画にふれてみたくなった。

デンマークは、ゆりかごから墓場まで と、福祉が行き届いている国ではなかったかと疑問におもいながらみた。二人の子もまともな食べ物も食べていなかった。二人の子ども時代に福祉の助けはなかったのが不思議だ。

そんな兄弟も何十年後には、体は大きく成長して大人になっていたが、心は傷ついたまま、お互いに思い出したくない幼い弟に対する悔いを引き摺り続けていた。

その証拠に兄は怠惰な生活と暴力、弟は麻薬と精神も体も蝕まれていた。

ここでは、皮肉なことに福祉がこのようにさせたとも考えられた。その矛盾が監督さんの狙いかなと思った。

子ども時代には福祉が届かなくて、働ける年代に、働く意欲がそがれてしまう福祉がある……そんな矛盾に、やりきれない気持ちになってしまう。

しかし、最後には、なんとかやっていける幸せの予感もあった。10年以上前の映画だが新鮮に感じた。
posted by ミッキー at 22:41| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする