2020年02月18日

郷愁を誘う調べの中で2月22日公開『ソン・ランの響き』

🎬『ソン・ランの響き』レオン・レ監督/ベトナム/102分/2月22日より新宿K's CINEMA他にて全国順次ロードショー公開

1980年代のサイゴン。ユン(リエン・ビン・ファット)は借金の取り立て業のもとで働いていて、返済が遅れた客には暴力をふるい「雷のユン兄貴」と恐れられていた。

ある日、ユンはカイルオン(ベトナムの伝統歌劇)の劇場に借金の取り立てに行く。団長が「支払えない」と言うと、舞台衣装にガソリンをかけ燃やそうとしたユンだったが、歌劇団の若きスターであるリン・フン(アイザック)から明日必ず払うと言われ、彼の時計やネックレスをカタに差し出された。

翌日の夜、ユンはリン・フンの芝居を見て美貌と歌声に魅せられて……。

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舞台は、1980年代のサイゴン。孤独な男とベトナム伝統歌劇のスターが会ってから数日間の物語を、ベトナムの民族楽器ソン・ランの音色にのせて描いたもの。

内容は、貧しい生活、借金取りの暴力で悲しい要素がいっぱいあるが、当時のベトナムの様子、カイルオンの舞台、その音曲などでうっとりするほど魅力に溢れていた。リン・フン演じるアイザックさんの素顔の時の上品さ、化粧をした時の艶やかさが目に焼き付いている。

惹かれあった男二人だが心の触れ合いだけで、それ以上のことはない。でも相手を思っての言葉が二人の会話にいっぱい出てくるのだ。それがとても切なく感じた。

★2018年・第31回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品作品。



posted by ミッキー at 21:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする