2020年01月18日

新宿で映画三昧『金の亡者たち』『ビッグ・ショット』『リチャード・ジュエル』『マニカルニカ ジャーンシーの女王』

昨日シドニーから早朝に東京についた時の天気は過ごしやすかったが、今日はみぞれ混じりの極寒。この時期なら当たり前だが、急激なのでブルブルしている。でも、観たいものがいっぱいなので伊豆のお掃除に行く予定を取りやめて東京映画三昧にする予定。

絶対観たいのが2度目の『リチャード・ジュエル』そして渋谷でやっている「未体験ゾーンの映画たち」や「のむコレ」。まだシドニー疲れは出ていない。今のところ元気だ。

🎬『金の亡者たち』パク・ヌリ監督/韓国/116分/シネマート新宿にて「のむコレ3」

韓国の証券会社の新入社員イルヒョン(リュ・ジュンヨル)は、顧客にいろんな株を売り込んでその売上高の何パーセントが給料だが、売り上げ0の状態が続いたり、売りと買いを間違えて会社に損害を与えたりで散々な出だしだった。もう首だ!と思って焦っていたところに、根が素直で信用できると見込まれた彼はベテラン社員から違法な取り引きを進められて……。

三流大学出で、暗記だけが得意のイルヒョンの持ち味がぼんやり系で母性本能、いや、お婆本能を掻き立ててくれた。株取引のノウハウはとんと知らないがテンポが良くどんどんお金にまみれてしまう様子が描かれていた。お金儲けをゲーム感覚で面白がるユ・ジテさんの立ち位置が微妙でもっと悪に徹した男を見せてほしかった。


🎬『ビッグ・ショット』ウーバイ監督/中国/107分/シネマート新宿 「のむコレ3」

血の気が多いが情の厚いのベテラン刑事・ソン・ダーシェン(ワン・チエンユエン)は、一人息子のために良い学区の住宅を探していたが高倍率で思うように行かなかった。そんな時に友人から不動産会社の財閥御曹子チャオ・タイ(バオ・ベイアル)を紹介されたが、長年の経験からあくどい匂いを嗅ぎとったソン刑事は……。

韓国映画の『ベテラン』を中国がリメイク。見慣れないワン・チエンユエン、バオ・ベイアルの個性がいい味を出していたが、やはり韓国に軍配。


🎬『リチャード・ジュエル』クリント・イーストウッド監督/アメリカ/131分/新宿ピカデリーにて

シネマート新宿から歩いて300歩の新宿ピカデリーに来た。縦に長くてエスカレーターで上へ上へといくので何かあったら、どうやって逃げるのか不安になる劇場だ。ギリギリに駆け込んだので前の列の3席だけあいていた。

試写で観たがもう一度大画面で堪能したかった。キャシー・ベイツが大勢の記者たちの前で息子の無罪を訴える場面や「口を聞くな」と注意するがつい要らんことを言ってしまうジュエルを忌々しく見るサム・ロックウェルの表情が忘れられない。


🎬『マルカルニカ ジャーンシーの女王』ラーダ・クリシュナ・ジャガルラームディ監督/インド/148分/新宿ピカデリーにて

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僧侶の娘に生まれたマニカルニカ(カンガナー・ラーナーウト)は、幼い時から剣術や弓、乗馬などをして、活発な美しい女性に育った。ジャーンシーの王ガンガーダル・ラーオに嫁いだマニカルニカはラクシュミーという名を与えられ、人びとからラクシュミー・バーイーと呼ばれて親しまれるようになった。

だが悲運なことに王子が亡くなり、その後、王も病死する。そんなジャーンシー藩の弱味につけ込んでイギリスは藩王国を併合。ラクシュミーは城を明け渡すが……。

インド映画がちょうどいい時間にやっていて値段はシニアで1200円で同じだったので観ることにした。

勇気ある女性と思うが映画が大袈裟な描き方だったためにどこまでが史実だったか疑問に感じた。話百倍とは言わないが話十倍ぐらいにはなっているだろう。でも今日の4作品はウトッとは何回があったが、ストーリーが分からなくなるような居眠りはしなかった。



posted by ミッキー at 07:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする