2020年01月26日

名古屋シネマスコーレに入り浸り『死霊の盆踊り HDリマスター版』『音楽』『普通は走り出す』『八月の軽い豚』

🎬『死霊の盆踊り』A・C・スティーブン監督/アメリカ/1965年/HDリマスター版

ホラー作家の男が美しい恋人を連れてドライブ。「今日のデートは墓場。僕はそこに行ったらイメージがわいていい作品が書ける」と言ってきみ悪がる彼女を乗せてとある墓場に向かおうとするが途中で事故にあって、気を失ってしまう。そこは満月の晩だけ死んだ者が生き返り明け方まで踊り狂う、まさに墓場だった。

5FED9091-4ECF-458E-88FA-A7EB20CDE5A2.jpeg

題名にそそられて観たが美女たちがおっぱいぶるんぶるんだけ得意で、身体をくねらせて下手な踊りを踊っているだけ……昔のストリップ劇場(行ったことないけど)よりひどい。
単純な作りで居眠り。覚めてもまだ同じことやっていた。観客はほぼ男性ばかり。

★原作がエド・ウッド。原題のOrgy of the Dead)は「死者たちの乱交」だが乱はあっても「交」はなし。


🎬『音楽』岩井澤健治監督、脚本/71分

田舎の高校に通う不良少年3人はいつも立ち入り禁止の張り紙のある空き教室で彼らだけの部屋にしけこんでいる。他校の不良らとの喧嘩がエネルギーの捌け口にしている。そんな彼らが何をきっかけかバンドをやろうと高校の音楽室からドラムやベースを盗み出して自宅に運ぶ。

スコーレは後ろの補助椅子も出すほどの人出。原作者の大橋裕之氏が愛知県出身だからだろうか。

満員の原因はわかった!独特のキャラクター、単純な作りで動きの少ない絵柄だが個性豊かなアニメだった。題名の音楽だってただドラムをたたく、ギターのかき鳴らす1コードだけ。それを大音響でドンドンドンドンやるだけ。それでも何かしら伝わってくるから不思議だ。

スコーレでは珍しい1ヶ月以上のロング上映。


🎬『普通は走り出す』『八月の軽い豚』渡辺紘文監督

渡辺監督作品が名古屋初のお披露目をスコーレで上映。監督さんはお見えにならなかったが、ミッキーの観ていない『普通は走り出す』『八月の軽い豚』の2本をみた。観客は20名前後。

『八月〜』は監督が大学を卒業してから日本映画学校の卒業製作作品(2007)。

この作品が今の渡辺監督の出発点だが、今とは違うエネルギー溢れていて、若き時代の圧倒的な構築する力量を感じた。たった約40分に収まった映像に豚飼育、農業専従の青年2人が抱え込む苦悩が描かれていた。この作品から弟さんの渡辺雄司(武蔵野音楽大学卒、現在ピアノ教師)が音楽を担当している。

『普通は走り出す』(2018)は今の監督を語るに上で一番の佳品。監督さんの愚痴に「映画評論家がだいっきらい!」と何回も言われて、そのハシクレでもないミッキーの身が縮みあがった。
posted by ミッキー at 06:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月25日

1月24日公開映画(2)『イーディ、83歳 はじめての山登り』『いただきます ここは、発酵の楽園』

昨日試写と試写の間に1時間あったのでコンビニの中で☕️と肉まんを食べていたら中国人の中年ご夫婦らしき人がマスクの棚ほとんど買っていた。会計の声が1万3千なんとか言っていた。ビニール袋二つ分だった。店員さんがびっくりしていた。


🎬『イーディ、83歳 はじめての山登り』サイモン・ハンター監督/イギリス/102分

30年間、気難しい夫の介護に人生を生きてきた83歳のイーディ(シーラ・ハンコック)は、娘からは苦労してきた日々を理解されず老人施設への入居を勧められていた。

荷物の整理をしていた時に亡き父親の絵葉書を見つけた。それは亡き父からのスコットランドにあるスイルベン山に登ろうという誘いのものだった。夫の許可が出ず悔しい思い出もあった。

そんな彼女は、かつての夢だったスイルベン山に登ることを決意。たった一人でロンドンから夜行列車に乗ってスコットランドへ。偶然出会った地元の登山用品店の青年ジョニーをトレーナーとして雇い、山頂へ登る訓練を始めるが……。

BA5F7A27-0FAD-48EA-BBBE-B361A992514F.jpeg

イーディさんはけっこう頑固。ミッキーもイーディの半分ぐらい頑固。そんなイーディを演じるシーラ・ハンコックさんも撮影当時は83歳。

スイルベン山で撮影された雄大で迫力満点の風景も必見。イーディと一緒に一喜一憂して山登りしているようだった。


🎬『いただきます ここは、発酵の楽園』オオタヴィン監督、撮影、編集/日本/81分/(東京・UPLINK吉祥寺)2月8日より名古屋・名演小劇場にて上映)

勉強になった。小さい時からの食育の重要性がよくわかった。ちゃんと発酵された土にはカラスもイノシシも来ないという究極の土作りや、青森のりんご農家の木村さんの「目は農薬、手は肥料」の言葉に感動した。食物さん、菌さん、ありがとう❗️と言いたい。

★山形ドキュメンタリーに行く途中に高畠駅の構内♨️に立ち寄る。その時売店に何種類もの野菜、果物が売っていた。その山形の農家さんも出ていた。次行った時は必ず買ってみよう。

posted by ミッキー at 08:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月24日

1月24日公開映画(1)『風の電話』『ロマンスドール』

🎬『風の電話』諏訪敦彦監督/139分

東日本大震災で家族を失い、広島の叔母(渡辺真起子)のもとで暮らす17歳の少女ハル(モトーラ世理奈)は、叔母が突然倒れたことで、自分の周りの人が誰もいなくなってしまうという不安が大きくなって、叔母の入院している病院から震災以来一度も帰っていなかった故郷・大槌町に足が向いてしまった。

途中、豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平(三浦友和)や、福島の元原発作業員・森尾(西島秀俊)に不良に絡まれていたところを助けられて……。

死んでしまった人と思いを繋ぐ電話として、岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに映画化した作品。

正直に言うと諏訪敦彦監督作品でお気に入りはない。この作品は観てるうちはそう感じなかった不具合(世間的に言って)が後で気になった点があった。

三浦友和は帰りの広島行きの電車まで送っている。でも乗るところまではみていない。西島秀俊は自宅まで連れて行ってる。まあそこで西田敏行お爺との会話はこの映画の一番いいところなんだが、ミッキーなら少女の叔母や叔母が無理でも病院を調べて連絡する。セリフの中に「きっと身内の誰かが心配しているはずだから、調べて病院に連絡したよ」のちょこっとでいいから付け加えるべきだ。

ピュアな演技者・モトーラ世理奈さんは不思議な雰囲気で好感が持てる。これ以外に『恋恋豆花』『MEMORIES』と主演映画が公開される。

★『風の電話』で一つ気になったのがくつ下を脱ぐシーン。普通の女子高生はしない「モデルさんだったからできる」やり方で脱いでいた。素晴らしく手際よく素早く、二つを一つにしてまとめていた。これは監督さんの演出不足だろう。


🎬『ロマンスドール』タナダユキ監督/123分

8293D916-CDDA-4D46-ABA9-D19FFE533911.jpeg

美大卒業後、ひょんなことからラブドール製作工場で働き始めた北村哲雄(高橋一生)は、本物のおっぱいの感触がわからず悩んでいた。会社も技術開発のためにおっぱいの手触りとかリアルさを売りにしたいと思っていて、女性経験のない北村と師匠である相川(きたろう)と協力して「医療のため」と偽って広告を出した。そこに美術モデルの園子(蒼井優)が応募してきて……。

『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が初のオリジナル小説を自ら監督・脚本を手がけて実写映画化。

静かな映画だがいつまでも深く心に残る映像や台詞があった。それらは観た方1人ひとり違うと思う。ラブドールの本物の手触りと、本当の手触りを求める「結婚生活」が相まっていく話に女性監督ならではの力量を感じた。
posted by ミッキー at 10:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする