2019年12月15日

『孤独なふりした世界で』

今、頑張って2019年のベストテンに取り組んでいる。昨日までで劇場や試写室で観たのが約650本。書き留めているノートとアップしたブログを照らし合わせていたら、すごく感動した作品が落ちていたことがわかった。ちゃんとチラシまでノートにはさんであったので今日はこの作品『孤独なふりした世界で』を紹介したい。

これはヒューマントラストシネマ渋谷の「未体験ゾーンの映画たち」で上映されたものだ。ひょっとしたらDVDになっているかもしれない。

🎬『孤独なふりした世界で』リード・モラーノ監督/アメリカ/99分

世界は終末を迎えていて人類のほとんどが死に絶えている。小人症の男デル(ピーター・ディンクレイジ)はたった1人、誰もいなくなった町で、空き家を整理して、死体があれば埋葬をしていた。

図書館に勤めていた彼は、こんな世界でない時も「孤独」だったが、ひとりが好きで今の生活も気に入っていた。

そんなある日、風変わりな少女グレース(エル・ファニング)が現れて静かな環境が壊されていくが……。

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『フローズン•リバー』『最高の人生の作り方』の撮影監督さんの2作目の監督作品。(1作品目は『ミッシング・サン』)
主演のピーター・ディンクレイジさんといえば『スリー・ビルボード』が印象に残っている方。

『孤独なふり〜』ではポール・ジアマッティやシャルロット・ゲンズブールという豪華さで目をひいていた。

デルは図書館に住んでいて本を借りに来た人たちの家をまわって片付けたり死体埋葬したりしているが、特に写真は丁寧に扱っていた。彼の雰囲気としては生来の身体のこともあって「孤独が身に付いている」ことが「守られている」という安心感を醸し出していて、このままずっと続けていって欲しい祈るような気持ちになった。

そこに傍若無人に入り込んできたグレースだ。エル・ファニングの壊れやすいガラスのような美しさに目を奪われた。デルの生活を混乱させるが、まさか2人が恋愛関係にはならんだろうな、などと騒ついた感覚は今でも思い出す。DVDが出たらもう一度見たい作品。
posted by ミッキー at 05:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする