2019年12月16日

『私のちいさなお葬式』今池シネマテークにて

山形ドキュメンタリー映画祭で観た『アリ地獄天国』で初めて知った「ブラック企業大賞」。今月23日に発表される。

ブラック企業大賞実行委員会は2019年のブラック企業大賞のノミネート企業9社を発表。今年ノミネートされたのは、KDDI、セブン-イレブン・ジャパン、電通、ロピア、長崎市、トヨタ自動車、三菱電機、吉本興業、楽天。

過去にもノミネートされた会社もあって寒々しい世の中を感じる。ミッキーの予想は残業代不払い問題のセブン-イレブン・ジャパン。

🎬 『私のちいさなお葬式』ウラジミール・コット監督/ロシア/100分

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ロシアのとある村で暮らしている73歳の元教師エレーナ(マリーナ・ネヨーロワ)は、医者から心臓疾患でいつお迎えが来てもおかしくない体と宣告された。

病院の帰りに教え子だったワレーラ(アルチョーム・レシチク)から大きな鯉を無理やり押し付けられたエレーナは、自分の家に持ち帰り、ワレーラに仮死状態にされた鯉をそのまま冷凍庫に入れた。

それからまもなく台所で倒れたエレーナは、病院に運ばれるが、母が倒れた知らせを受けて都会で事業に成功している息子オレク(エヴゲーニー・ミローノフ)は駆け付けるが、退院するために付き添って家に帰るや否やお金を置いて、緊急の仕事連絡が入って帰ってしまった。それでもエレーナは仕事に成功した息子を誇りに思っていて……。


やられた!すっごくいい!何もかも文句なし!もちろんパンフレットを買った。外国映画部門のベストテンに入れた。

たくさんの方に観ていただきたいので何も書かない。ベストテン書こうと思っている方には是非とも観ないと後悔する!と伝えておきたい。明日ももう一度観に行こうかと思っているぐらいだ。

★監督さんは『草原の実験』のアレクサンドル・コット監督の双子の兄。
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2019年12月15日

『孤独なふりした世界で』

今、頑張って2019年のベストテンに取り組んでいる。昨日までで劇場や試写室で観たのが約650本。書き留めているノートとアップしたブログを照らし合わせていたら、すごく感動した作品が落ちていたことがわかった。ちゃんとチラシまでノートにはさんであったので今日はこの作品『孤独なふりした世界で』を紹介したい。

これはヒューマントラストシネマ渋谷の「未体験ゾーンの映画たち」で上映されたものだ。ひょっとしたらDVDになっているかもしれない。

🎬『孤独なふりした世界で』リード・モラーノ監督/アメリカ/99分

世界は終末を迎えていて人類のほとんどが死に絶えている。小人症の男デル(ピーター・ディンクレイジ)はたった1人、誰もいなくなった町で、空き家を整理して、死体があれば埋葬をしていた。

図書館に勤めていた彼は、こんな世界でない時も「孤独」だったが、ひとりが好きで今の生活も気に入っていた。

そんなある日、風変わりな少女グレース(エル・ファニング)が現れて静かな環境が壊されていくが……。

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『フローズン•リバー』『最高の人生の作り方』の撮影監督さんの2作目の監督作品。(1作品目は『ミッシング・サン』)
主演のピーター・ディンクレイジさんといえば『スリー・ビルボード』が印象に残っている方。

『孤独なふり〜』ではポール・ジアマッティやシャルロット・ゲンズブールという豪華さで目をひいていた。

デルは図書館に住んでいて本を借りに来た人たちの家をまわって片付けたり死体埋葬したりしているが、特に写真は丁寧に扱っていた。彼の雰囲気としては生来の身体のこともあって「孤独が身に付いている」ことが「守られている」という安心感を醸し出していて、このままずっと続けていって欲しい祈るような気持ちになった。

そこに傍若無人に入り込んできたグレースだ。エル・ファニングの壊れやすいガラスのような美しさに目を奪われた。デルの生活を混乱させるが、まさか2人が恋愛関係にはならんだろうな、などと騒ついた感覚は今でも思い出す。DVDが出たらもう一度見たい作品。
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2019年12月14日

12月13日公開映画(2)『カツベン!』

🎬『カツベン!』周防正行監督/127分

偽の活動弁士として泥棒一味の生活にウンザリしていた染谷俊太郎(成田凌)は一味から逃げ出して、とある街の映画館にたどり着いた。

ちょうど人手が足りなくて下働きとして働くことになった彼は、今度こそまともな弁士になることができるとワクワクするが、個性的な館主夫妻(竹中直人、渡辺えり)を始め、スター弁士の茂木貴之(高良健吾)や酒好き弁士の山岡秋聲(永瀬正敏)などくせ者ばかりの面々で、そう簡単にはいかなかった。

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『Shall we ダンス?』の周防正行監督が5年ぶりの新作。

公開のタイミングも世代を越えて楽しめるクリスマス&お正月にドンピシャリの作品。カツベンをカツの弁当?と言った身内がいたがそれはカンベンして。

高良健吾のちょい悪自惚れ弁士、竹野内豊の刑事役が◎

★小道具も手抜きなしで、特に押せば出てきて隣部屋が覗けるタンスが面白かった。
★ 映画のお代はいただいても作品中で流れる大正時代に無声映画はもちろん無料。これがすごいお年玉で「雄呂血」「怪猫伝」「金色夜叉」「椿姫」等々が観られる。
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