2019年11月30日

11月30日公開映画『漫画誕生』

🎬『漫画誕生』大木萌監督/118分

6C5D8C40-51FA-42BD-B525-06328D0DA8DC.jpeg

「近代漫画の父」と呼ばれ、現在の「漫画」を職業として確率した男・北沢樂天。その先駆けをした漫画家はなぜ歴史から忘れ去られて行ったか「漫画の歴史とその謎」を追っている。

樂天を演じるのは『太陽』『沈黙-サイレンス-』のイッセー尾形、樂天の妻いのを篠原ともえ。妻いのは一生涯、夫樂天を励まし続けて、当時の妻の鏡といった役をはんなりと演じていた篠原ともえさん。着物の柄や着方も時代にそったものだと感じた。

北沢樂天は明治9年に大宮の旧家・北沢家に生まれ幼い時から絵を描くことが好きだった。19才のときに外国人向けの英字新聞の会社に入り、漫画欄を担当していたオーストラリア人の漫画家から西洋漫画を学ぶ。

その後、福沢諭吉が創刊した新聞を発行する時事新報社に入社。記事をわかりやすくするために新聞に絵を描いたのが人気を呼び、絵と内容で子どもから大人まで楽しめる「漫画」の基を作った。

また、弟子を育てることにも熱心で時事新報社を退職すると自宅で弟子たちを指導し、手塚治虫も樂天の影響を受けたひとり。

★現在、その名を知る人間はほとんどいない。埼玉に於いても樂天の資料は少ないようだ。

4EAB111D-338D-4982-9FDB-0562DFB509F1.jpeg

★初日舞台挨拶など http://cineja-film-report.seesaa.net/article/471861241.html
posted by ミッキー at 00:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月29日

11月29日公開映画『幸福路のチー』

🎬『幸福路のチー』ソン・シンイン監督、脚本/台湾/111分/ヒューマントラストシネマ有楽町にて

E1E93D86-7D42-4C8A-A892-B6CD0F27E6F8.jpeg

蒋介石の亡くなった1975年4月5日に生まれ、6歳で新北市の幸福路へ引っ越して小学校入学したチー(声:大人時代グイ・ルンメイ)は、貧しいながらも教育熱心な両親のもとで必死に勉強。大学を出てから渡米して新聞社に勤めていた。

ある日、いつも彼女の味方になってくれたり、相談にのってくれたりした祖母の訃報が届く。久々に故郷に帰ってみると、子ども時代の懐かしい場所は見違えるほど変わっていて……。


フィルメックス映画祭の合間にすぐお隣のビルでやっている今日公開の『幸福路のチー』を観た。

台北郊外に実在する「幸福路」を舞台に、祖母の死をきっかけに帰郷した女性が幼少時の思い出とともに自分を見つめ直す姿と「台湾現代史」を背景に描いているアニメーション映画。

これは台湾映画ファンには見逃せない作品。特に声の俳優さんがキャラクターとぴったり合っていた。最後に流れる主題歌も◎。
posted by ミッキー at 16:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第20回東京フィルメックス映画祭(5)『波高(はこう)』『完全な候補者』

🎬『波高(はこう)』パク・ジョンボム監督/韓国/94分/2019年

夫と離婚した警察官のヨンスは小学生の娘と一緒に新たな赴任地のとある島にやって来た。来た早々から娘は学校が馴染めなくパパに会いたいと言って帰りたいと駄々をこねている。

島はご多聞にもれず若者は都会に出てしまい、島には老人たちばかりで力仕事など労働力不足を解消するために本土の「いわゆる訳ありの青年たち」を3名受け入れていた。

ヨンスの歓迎会を開いた飲み屋で給仕をする若い女性イェウンが若者たちと性的な関係を持つ現場を見て……。



『ムサン日記〜白い犬』の監督さん。地味な作りではあったが2回観た記憶がある。

新作はヨンスが本土に通報したことによって島が大混乱というストーリー。若者だけが性的関係を持っていたのではなくて島の男ほぼ全員が、と言う大問題に。ジョンボム監督作品なら公開されると思うのでここまで。


🎬『完全な候補者』ハイファ・アル=マンスール監督/サウジアラビア、ドイツ/101分/2019年

26D75E39-1501-4417-9F08-234DFB5FAD86.jpeg

サウジアラビアの小さな街の病院に勤める女性医師マリアムは、いつも女性であるための不自由さを感じていた。今日も年寄りの患者から診察を拒否された。

もっと良い病院に勤めたいと海外の研修に行く許可をもらったが、肝心の海外渡航許可証が切れていて更新するのにも男性の保護者のサインがいるとなった。

民族楽器の有名な演奏家である父親に連絡してもつかまらず、父親の元弟子だった市役所の高官にサインをもらいに行くと市会議員に立候補する人でないと今日は面会できないと言われてやむなく立候補すると答えてしまった。

彼は会ってくれたが「お父様の許可なくサインするなど恐れ多い」と断られ、憤慨した勢いで「病院の周りが舗装もされていない現状をスローガンにして男性優位社会に風穴をあけよう」と妹たち2人に協力を求めて……。


面白かった❗️フィルメックス映画祭独特の難しさ、暗さはみじんもなく体が急に軽くなった気分だった。いろいろ聞きたい箇所もあったが監督さんはいらっしゃらなかった。

女性監督さんで『少女は自転車に乗って』『メアリーの総て』それとミッキーは知らなかったが、Netflixで『おとぎ話を忘れたくて』もあるらしい。

これは是非とも公開して欲しい。
posted by ミッキー at 15:43| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする