2019年09月20日

アジアフォーカス・福岡国際映画祭(4)『マンタレイ』

🎬『マンタレイ』プッティポン・アルンペン監督/タイ、フランス、中国/105分

タイとミャンマーの国境付近の漁村に住む金髪の漁師は薄暗い森で、木々に絡まれ怪我を負った男を助けた。男は無口(声がでないのかもしれない)で漁師はトンチャイと名付けて仕事を教えて共同生活をしていた。漁師には妻がいたが数年前に逃げていって今はいない。

次第に男二人は心を通わせて平穏に暮らしていたが、突然漁師が帰って来なくなった。漁師仲間に聞くと「高波にのまれて死んだのではないか」と言われた。トンチャイは1人漁師の家に留まっていたが、漁師の妻が突然戻って来た。トンチャイは漁師の妻と奇妙な生活がはじまった。この生活も穏やかに過ぎていったが……。


始まりの森のシーンが異様だった。森の木々に電飾の人工的な明かりが点滅していて、それが何を意味するのかわからなかった。漁師は「ここには何万人のロヒンギャの死体が埋まっている。昼は来られても夜はぞっとする」とつぶやいていたが鎮魂のための電飾だったのだろうか。

その茂みのところで口の聞けない男を発見したのでおそらくロヒンギャの人だろうと想像した。

この男は意志を持たず漁師とも、戻ってきた妻とも、良く言えば「素直」、悪く言えば「言いなり」だ。

この性格自体を「ロヒンギャ族」そのものを表しているのかと思ったが……。よく分からない作品だった。題名もどうしてマンタレイなのかも分からなかった。
posted by ミッキー at 17:59| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする