2019年09月18日

アジアフォーカス・福岡国際映画祭(2)『アルファ 殺しの権利』『電気海月のインシデント』

🎬『アルファ 殺しの権利』ブリランテ・メンドーサ監督フィリピン94分

フィリピン警察の中堅幹部であるエスピノ(アレン・ディソン)は、情報提供者の若者イライジャ(イライジャ・フィラモー)を使って、麻薬取引元締めの大物アベル(バロン・ゲイスラー)を捕まえるためにイライジャに内偵させていた。

その甲斐があって一網打尽にできたが、逃げようとしたアベルの射殺死体から現金、麻薬がつまったバッグを、なんとエスピノが盗み、イライジャに連携プレーして渡す……。

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フィリピンでは2016年に麻薬撲滅をスローガンに掲げたドリゴ・ドゥテルテ大統領が就任。射殺もいとわない強行な取り締まりが進められている。そんな中でのこの映画だ。ものの10分ほどで正義感たっぷりで颯爽としているエスピノの裏の顔を知ってしまい、ちょっと意外だった。

しかしそれは序の口で……これは熊本市賞受賞作品なので公開も想定内?だから書かないが、今のフィリピンの国情が鋭く描かれていた。

★アルファ とは情報提供者という意味。


🎬『電気海月のインシデント』萱野孝幸監督/98分/福岡フィルムコミッション支援作品

IT都市として著しい発展をとげている福岡で、ハッキングの手法、ホワイトハッカーとブラックハッカーの実情とその境界線、ハッカーの実態を描いている。

これは九州オールスタッフ、福岡ロケで製作された作品。内容が興味深いので期待したが専門用語説明があまりなかったので理解できなかった部分があった。

映画としての作りはストーリーを追うばかりで稚拙な作品と感じたが、終わってから映友さんたちから「よく、あなたのスマホの内容が流出していますよ」という脅しのようなメールが届く と言ってたので、映画の中のことが現実にあるということがわかり勉強になった。
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2019年09月17日

アジアフォーカス・福岡国際映画祭(1)『自由行』

乗り慣れない新幹線で博多に着いた。晴天で気持ちのよい風が吹いている。去年は大阪乗り換えの深夜バスで福岡に来たが、ちょっと体力減少ぎみなので新幹線🚄にした。たった4時間で会場のキャナルシティ博多内の「ユナイテッド・シネマ」に着く。

あっ、映画会場の前に気に入って通いつめているうどん屋で「ゴボウ天うどん」380円を食べた。

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会場ロビーでは、顔なじみになった映友さんたちと1年ぶりの再会を喜びあったが体調を崩されて今年は参加なさらない方も数人いらっしてちょっと寂しい。

🎬『自由行』イン・リャン監督/台湾、香港、シンガポール、マレーシア/107分/九州初公開

女性監督のヤン(ゴン・チュウ)は5年前に製作した映画が反政府的といわれ、中国を追われて香港で夫(ピート・テオ)と幼い息子の3人で暮らしている。

その映画が台湾・高雄の映画祭で上映されることになってヤンは招待され、ヤンの夫は中国四川で独り暮らしをしているヤンの母(ナイ・アン)に連絡して台湾で会えるよう計画をたてた。母は貸し切りバスの団体旅行、ヤン一家3人はタクシーで個人旅行「自由行」で団体旅行と同じコースをたどるが……。


静かな作品で疲れぎみの体では居眠りなしで観続けられるか心配だった。

監督ご自身の経験に基づく話で、国からの圧力、映画作りに協力してくれた行方不明の仲間の心配、異国で暮らす不安などが静かな画面の中からミステリー要素を含みながら展開していた。

5年ぶりに会う年老いた母とは、常に幼い息子(母にとって孫)共々スカイプで話しているが、それでも娘に心配かけまいと隠していたいくつかのことでお互いの気持ちがギクシャクする様子も描かれていた。

今、香港、中国の問題でゆれる現状に思いを馳せながら見入った作品だった。これはフィルメックス映画祭で初上映された作品。カメラマンは大滝竜治さん。
posted by ミッキー at 05:31| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月16日

DVD『吸血鬼』

昨日、名古屋シネマスコーレで上映している『ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊』を観に行ったが、映写機トラブルで中止になっていた。今日から福岡アジアフォーカス映画祭にいくのでもう観られないと思っていたら、来月1週間特別に上映すると聞いてホッとした。

以前ポランスキー監督とシャロン・テートのなれそめとなった『吸血鬼』を思い出した。

🎬『吸血鬼』ロマン・ポランスキー/1967年

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アブロンシウス教授(ジャック・マッゴーラン)は助手であるアルフレッド(ロマン・ポランスキー)を連れて吸血鬼を退治する旅に出た。雪の中、トランシルバニアの片田舎の宿にたどり着いたが、その宿の天井のいたるところににんにくがぶら下がっていた。この近くにバンパイヤがいると感じた二人。

夜になって教授が宿の主人の後をつけると女中部屋に入っていく。それを女房レベッカに見つかって大騒ぎになった。

アルフレッドは、宿の娘で風呂ばかり入っている美しい娘サラ(シャロン・テイト)に一目惚れ。その彼女はフロ場で赤マントを着た怪しい紳士にさらわれてしまう。

ホラー度は低いが吸血鬼の伝説に忠実でコメディ的要素もあった。それにしてもポランスキーが一目惚れするはずだ。シャロン・テートのお美しいこと。
posted by ミッキー at 07:22| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする