2019年08月29日

21世紀中国を背景に描く男女の物語9月6日公開『帰れない二人』

昨日の試写で、第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門のオープニング作品『真実』(10月公開)を観た。監督は是枝裕和。構想8年、初の国際共同作品。

カトリーヌ・ドヌーブ、イーサン・ホーク、ジュリエット・ビノシュ、そして出番は少ないがリュディヴィーヌ・サニエさんが出ていた。フランス映画祭の作品にも出ていなかったし、どうなさっているかと気になっていたところだったから嬉しかった。

スタイルも細身で大写しはなかったが「はかない美しさ」は衰えていなかった。サニエさんを起用してくださった是枝監督さん、ありがとう。


🎬『帰れない二人』ジャ・ジャンクー監督/中国、フランス/135分/9月6日よりBunkamuraル・シネマ、新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー公開

中国山西省の中規模都市・大同(ダートン)で暮らすチャオ(チャオ・タオ)はヤクザな男ビン(リャオ・ファン)と恋仲だった。

時は2001年。中国は北京オリンピックの開催決定で活気づいていた。二人はヤクザ親分の元で地上げを手伝うなどして裕福に暮らし、彼らなりに生き甲斐を感じていた。

そんなある日、ビンに怨みを抱いたチンピラに殺されかけたが、チャオが発砲。おかげでビンの命は救ったが、その罪で5年間刑務所に入った。

5年後。出所したチャオは面会にも来なかったビンを、山峡ダムによって失われることが決まった街・奉節(フォンジェ)に訪ねるが彼には新しい彼女と暮らしていた。

その女とは、昔ビンの手下の男で今では会社経営者となっているリン・ジャードン(ディアオ・イーナン)の妹だった。


観終わった時、とても複雑な心境になった。男の行動も気持ちの動きも、女の男の心移りを知りながら突き詰めていく行動もわかる。
でも、どこか釈然としないというか「わかる」けど「共感」できないのだ。

そういう映画に限って後をひいて頭から離れない。

それは山西省、山峡ダム、ウィグル自治区と広がる風景と西城秀樹がカバーしていた懐かしい歌「YMCA」やダンス曲「チャチャチャ」が目や耳に残っているからかもしれない。
posted by ミッキー at 01:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする