2019年07月13日

第28回 レインボー・リール東京(1)『マリオ』

いよいよ夏の映画祭のはじまり。この「レインボー・リール東京」続きで「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が真夏の映画祭りで、続く「あいち国際女性映画祭」が残暑の映画祭と「夏」映画祭のはじまりだ。

オープニングのセレモニーはお馴染みのブルボンヌさん。黒地に花模様のロングドレスでご登場。今回はM代表が転勤のために欠席されて副代表のI青年が代わりに挨拶された。誠実で落ち着いた方だった。

ゲストに「プライドハウス」東京代表・松中権氏、元ドイツ2部リーグ所属の女子サッカー選手・下山田志帆さんが登場されて、オープニング作品『マリオ』の感想やご自身の関わられている仕事のお話をしてくださった。M代表がいらっしゃらないのは寂しいがお仕事なら仕方ない。

さあ、いよいよ『マリオ』が始まった。


🎬『マリオ』マルセル・ギスラー/スイス/119分

スイス・BSCヤングボーイズでトップチームへの昇格を目指し頑張っているマリオ(マックス・フーバッヒャー)。そのチームにドイツからストライカーのレオン(アーロン・アルタラス)が移籍してくる。

クラブからの指示で、レオンの面倒をみるために二人は同室になり、ツートップとして息の合った試合をするが、ある夜、ふいに一線を越えてしまう。間もなく、二人の親密な関係の噂がチームに広がり、マリオは決断を迫られることになって……。

マリオ役・マックス・フーバッヒャーさんは『小さな独裁者』の主役、レオン役・アーロン・アルタラスさんは『ヒトラーを欺いた黄色い星』で、16歳の少年オイゲン・フリーデ(活動家の家に匿われ、ヒトラー青少年団の制服を着て身元を偽り、反ナチスのビラ作りに協力する)を演じている。


映画はサッカーチームの中での物語だが、サッカー場面3で2人の恋愛が7の割合。

主演お二人はドイツで若手俳優。セックスシーンは◎、だけどもお身体のつくりはスポーツマンのそれではない。

それに気になったのが食事場面。スポーツやって、それもトップレベルなら食べ物のこだわりがあって当然だが、そんな場面は普通より簡単に映していた。

恋人、婚約者のふりをする幼なじみの女性も登場するが、マリオの気持ちも彼女の気持ちもちょっと理解できなかった。

そうかと言ってつまらないわけではなく、いつ見つかるのかとひやひやしながら観入ってしまった。

⭐️映画が終わったら、出口には転勤先から駆けつけてくださったM代表がニコニコ顔で見送ってくださった。
posted by ミッキー at 10:36| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月12日

ラース・クレヴバーグ監督作品 7月19日公開『チャイルド・プレイ』『ポラロイド』

同じ公開日に同じ監督さんの作品、それもホラーで、お友だちが「キー」だ。7月19日はもうホラー映画をハシゴするしかない!!

🎬『チャイルド・プレイ』ラース・クレヴバーグ監督/アメリカ/90分/7月19日よりTOHOシネマズ日本橋他にて全国ロードショー公開

引っ越したばかりで友だちのいない少年アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、誕生日に母親カレン(オーブリー・プラザ)から「バディ人形」をプレゼントされる。

それは最先端テクノロジー企業・カスラン社の新商品で、音声認識センサーや高解像度画像認識機能などを備え、スマートフォンアプリと連携して操作可能な超高性能AI人形だった。

我が家にやってきた人形に「チャッキー」(声:マーク・ハミル)と名前を付けて、一緒に暮らし始めたアンディだったが、やがて彼の周りで異変が起きて……。


世界中で大ヒットを記録したホラー・シリーズ『チャイルド・プレイ』を『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のプロデューサーが現代風にアレンジして映画化。

面白かった! ホラー度は70度。

お人形チャッキーには罪がない。人間の思惑や悪意でそういう人形なってしまった。チャッキーは一途にアンディ少年に気に入られようと「悪いこと」をする。チャッキーの顔と声の出演マーク・ハミルが一体化していて言うことなしだ。こんなに納得しながらホラー映画を観たのは久しぶりだ。


🎬『ポラロイド』ラース・クレヴバーグ監督/アメリカ/88分/7月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国ロードショー公開

ある日、女子高生バード(キャサリン・プレスコット)は、アンティークショップでバイトをしていた。そのバイト仲間の青年タイラーから、40年前のポラロイドカメラの名機「SXー70」をもらった。カメラ好きのバードは 喜んで、すぐにタイラーを試し撮りして見た。

その晩、あまり気が進まないパーティに参加する時にポラロイドを持って行こうとしたが、バイト先で撮ったタイラーの写真に人影のようなものが写っていて気になったが、そのままカバンに入れて、パーティに行った。

バードの友人たちもシャッターを押せば写真が出てくるポラロイドカメラに夢中になり、楽しい思い出の瞬間を撮り始めた。

そこに警官がバイト先のタイラーが変死したと言い、バードにその時の様子を聞きに来たのだ。驚いた彼女は家に帰って写真を見ると不思議な影は消えていた。その後も撮影された友人たちが次々と謎の死を遂げて……。

ホラー度は35度。怖いの苦手な人もOKだと思う。

ポラロイドを使ったことはないが昔は相当流行った。撮ってもらうとポラロイド独特の音が出るが、この作品ではその音が意識的に多用していて、あ、こういう音だったと思い出した。

⭐️最初の部分が40年前の出来事が映るので遅刻なさらないでご覧いただきたい。有名な俳優さんは出ていないし、あまりお金はかかっていない作りだが、脚本がしっかりしているのと、女の子のお目々がとってもキラキラしていたので、最後まで飽きずに観られた。
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2019年07月11日

浮いたり沈んだりはお手のもの 7月 12日公開『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』

🎬『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』 ジル・ルルーシュ監督、脚本/フランス/122分/7月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国ロードショー公開

2年前からうつ病に罹り、会社を退職。日々引きこもりがちな生活を送っているベルトラン(マチュー・アマルリック)。子供たちからも妻の姉夫婦からも嫌味を言われるので、どうにかしたいと思っていた。そんなある日、娘の通う地元の公営プールの水泳教室で男性シンクロ募集の張り紙を見て吸い込まれるように入部する。

メンバーは、妻と母親に捨てられた怒りっぽいロラン(ギョーム・カネ)、事業に失敗し自己嫌悪に陥るマルキュス(ブノワ・ポールヴールド)、プール従業員で内気なティエリー(フィリップ・カトリーヌ)、ミュージシャンになる夢を捨てられないシモン(ジャン=ユーグ・アングラード)など、皆、将来に漠然とした不安を抱えるおじさん集団だった。

元シンクロ選手のコーチ・デルフィーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)の叱咤激励のもと、週2回のトレーニングに励む。

ベルトランは義理の兄(妻の姉の旦那)の世話で家具屋の店員に勤め始めたが、プールのトレーニングと仲間たちの交流が心の支えだった。そんな彼らが無謀にも「世界選手権」に出場しようと言い出して……。


これは今年6月に横浜で開催された「フランス映画祭2019」のオープニング作品。

日本にも2001年に公開された『ウォーターボーイズ』がある。あれは水もしたたる高校生だがフランスは「ウォーター・ミドルエイジ・メン」だ。各々事情を抱えながらも、プールで縦になったり横になったり、はたまた丸や四角になって浮いたり沈んだりと彼らの人生そのままを見せてくれる。

監督・脚本は俳優でもあるジル・ルルーシュ。単独初監督作品で実在するスウェーデンのシンクロチームの話が基になっている。水中から足を高く上げるシーン以外はすべて8人の俳優自身が演じている。その努力の甲斐あってお腹ぽっこりがだんだんとスマートになっていく。

⭐️何より嬉しいのはベルトランの奥様が皮肉など一つ言わず気長に夫を支えていたこと。
⭐️同じ実話を基にイギリス映画『シンクロ・ダンディーズ!』も9月に公開。
posted by ミッキー at 10:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする