🎬『未知との遭遇 ファイナル・カット版』スティーブん・スピルバーグ監督/アメリカ/135分/1977年
舞台は1970年代。メキシコのソノラ砂漠には第二次世界大戦に使われたらしい戦闘機の姿が突然出現した。それも真新しくて消失の当時と同じ姿だ。調査団一行のリーダー、ラコーム(フランソワーズ・トリュフォ)によって発見の様子は語られる。一方、インディアナポリスの交信コントロールセンターの大スクリーンに未確認飛行物体の姿が写し出される。
その頃、インディアナ州のある一軒家に住むバリー(ケイリー・グッフィ)という3歳ぐらいの男の子は、夜、寝ていると、お猿のおもちゃが急にシンバルを叩き出したり、クルマが動き出したりして驚いて目を覚ましたが、何かに誘われるように外に飛び出して行った。母のジリアン(メリンダ・ディロン)は名前を叫びながら野原を探しまわる。
その家からさほど遠くないところに住む電気技師ロイ(リチャード・ドレイファス)は、急に停電になった原因を調べるために車を走らせていた。そこに恐ろしい明るい光が……。
『E.T.』は観たが、この作品は観ていなかった。これこそ大画面で観たい映画で素直にスピルバーグ監督の力を知ることができた。会場は昨日月曜日で6割のお客様が入っていた。
それにしても飛行船の見事な作りに驚いた。今では簡単にできるだろうが43年前でこの迫力はすごいし、物語の流れぐあいもミッキーにぴったりだった。
5つの音程で言葉を交信するのも、宇宙人?の姿の描きようも不自然さはなかった。まだ名作といわれる映画を観ていないかと思うと長生きしないと……と思った。